本日の賀露地方卸売市場には、地元船5隻全船が入港し、水揚げしました。
主な漁獲物は、アカガレイ、ハタハタ、若松葉がに(脱皮6か月以内の雄のズワイガニ)でした。
アカガレイは、産卵場周辺での漁獲で、まだ少数ですが産卵後の個体もあったそうです。
また、小型銘柄が多かったことが、この航海の特徴でした。
![アカガレイ9,10番(最小銘柄は11番)](/secure/1158687/akagarei.jpg)
ハタハタは2歳魚主体で、ソウハチ(えてがれい)も小型銘柄が多い印象でした。
![ソウハチ(えてがれい)](/secure/1158687/souhati.jpg)
また、ズワイガニは、漁獲量制限の関係から、若松葉がにを獲り控える船が多くなっています。ただ、2月中にもう一度、カニ狙いの操業がありそうな感じです。
![松葉がに(脱皮後1年以上経過した雄のズワイガニ)](/secure/1158687/matubagani.jpg)
そのほか、最近あまり掲載していなかった魚達を紹介します。
左下は、これからの時期、漁獲が増えてくるマフグ。体表が滑らかであることから「なめらふぐ」と呼ばれます。トラフグとは異なり皮にありますが、唐揚げは特に美味です。
右下はユメカサゴ、朱色が色鮮やかな魚です。アカムツ(のどぐろ)同様に口腔内が黒い特徴があります。
小型ですが、良い味しています。鍋、みそ汁の具のほか、手間はかかりますが刺身(特にあぶり)は美味しいです。
![ユメカサゴ](/secure/1158687/yumekasago.jpg)
こんな太いマアナゴも揚がっていました。食べたことはないですが、刺身がおいしいらしいです。
![マアナゴ](/secure/1158687/maanago.jpg)
珍しいところでは、大きさ身入りともに良いケガニがいました。
また、これから数週間が最も水温が下がる時期ということもあり、沿岸の小型底びき網(ビームトロール)でマダラの活魚が出ていました。
![マダラ](/secure/1158687/madara.jpg)