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2019年03月22日
特別講座「弥生のガラス玉づくり」を開催しました!
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3月3日(日)、特別講座「弥生のガラス玉づくり」を開催し、33名の方に御参加いただきました。
はじめに講師の降幡先生(京都国立博物館保存科学室長)から「弥生のガラス玉づくり」と題して御講演をいただきました。ガラスの歴史や性質の話に始まり、弥生時代のガラス製品の種類や色、科学分析からわかるガラスの化学組成や製法、原料の産地など、わかりやすくお話しいただきました。
講演の後は顕微鏡によるガラス玉の観察と、ガラス玉づくりです。
ガラス玉の観察は、妻木晩田遺跡から出土したガラス玉をデジタル顕微鏡を使用してパソコンのモニターで見ていただきました。モニター画面に大きく映し出されたガラス玉を見た後に実際のガラス玉を見て「こんなに小さいの!」と声が上がりました。参加者の皆さんは、弥生時代によくこんな小さい玉を作ったものだと驚かれたようです。
観察と並行してガラス玉づくり体験を行いました。まず降幡先生の実演を見学します。ガラスは金属と違って融点が存在せず、熱することによって徐々に粘性が変化して柔らかくなる性質のため、様々な形に加工できるという話をされました。
先生の実演を見学した後は、いよいよガラス玉づくりにチャレンジです。ガラス棒を熱して、柔らかくなったガラスを鉄芯に巻き付ける「巻き付け法」と呼ばれる方法で作りました。先生の実演を見ていると簡単そうでしたが、実際にやってみると難しく、最初は失敗の連続です。それでも、繰り返しチャレンジしていくうちに要領がつかめてきて、皆さんが上手にガラスを巻き付けることができるようになりました。
今回はガスバーナーを使ってガラス棒を熱しましたが、バーナーなどなく、炭火で温度をコントロールしながらガラスを加工していた弥生人の技術は驚異的です。
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