11月10日(日)に、むきばんだ女子考古部の第7回目の活動を行いました。今回の活動は名付けて「竪穴住居で女子会」。女子考古部的古代食クッキングをして、竪穴住居で食事会をするという女子考古部ならではの活動です。
今回のメニューは「むかごごはん」「イノシシ鍋」「しとぎ(お餅)」。食材のうち、イノシシ肉だけはジビエ肉を購入しましたが、そのほかの食材は全て部員の皆さんの持ち寄りです。もちろん、むかごごはんとイノシシ鍋は土器を使います。
まずは、食材の調理です。しとぎづくりは小さい子どももお手伝いしてくれました。
食材が準備できたらかまどのある「弥生のムラ」に移動します。「土器を持って歩くなんて初めて~」と緊張しながらの移動です。
かまどの火は自分たちで起こした火を使います。初めての火おこしチャレンジでしたが、見事、1回目で火がつきました!
かまどの煙で目が痛くなりながらも、うちわであおぎながら火力を保ちます。沸騰するまでに3~40分くらいかかります。沸騰してきたら、イノシシ鍋からはおいしそうな匂いがしてきて、お腹の虫が騒ぎ出します。
完成!
ふっくら炊きあがったむかごごはん、野菜とイノシシ肉のうま味がたっぷりのお汁、しとぎ、さらにイノシシ鍋に使用した大根の皮を炒めたきんぴらと、余ったイノシシ肉の生姜焼きが加わりボリュームたっぷりです。
電気もなく、窓や入り口から差し込む太陽の光だけに照らされた竪穴住居内で食事をしていると、まるで弥生時代にタイムスリップしたような感覚になりました。