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ウマノスズクサが生えています。ひょっとしたらジャコウアゲハの幼虫がいるかもしれません。
ジャコウアゲハ(鳥取県:準絶滅危惧)の雄はつかまれると、僅かにジャコウの香りを放つことからこの名前が付いたと言われています。
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成虫が産卵していました。飛び去った後に近寄ってみたら、葉の裏に卵が産みつけられていました。これから幼虫が出てくるまでがとても楽しみになりました。
(写真提供:神庭賢一氏)
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小さい幼虫を見つけました。近くには幼虫の集団も見つかりました。食欲旺盛で、早く大きくなってほしいという思いで観察を始めました。
幼虫はウマノスズクサを食べて有毒なアリストロチンなどを体内に残留しているため、野鳥に捕食されないそうです。
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蛹化しかけている幼虫です。草の茎に2か所しっかりと固定しています。
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あの黄色いものは何だろう?近づいてみたら、やったー!ジャコウアゲハの蛹の実物を初めて見ました。蛹で越冬するらしいので、来春まで無事に眠っていてほしいですね。
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2頭の成虫がソバ畑の中をゆったりと飛んでいました。もう少し前にはクズの花で吸蜜していました。野鳥に捕食されないから、安心してゆったりと飛んでいるのかもしれませんね。
日野振興センター 2020/09/15