農大日記

2022年10月14日

【果樹コース】ナシにおけるカラス被害とその後の対策

 3連休明けの1011日。果樹コースのナシ圃場(王秋)でカラスによる被害が発生しました。

カラス被害1 カラス被害2

 例年、この「王秋」の圃場は、カラスの被害によく遭うのですが、今回の被害果実の総量は275kg(山盛り12コンテナ分)と非常に多かったです。

カラス被害3

 大きな被害に衝撃を受け、肩を落とす学生もいましたが、落胆しつつも「勉強になった」「来年はこうならないようにしたい」と前向きに話す学生が多くみられました。

 これ以上の被害を防ぐため、早速、カラス対策のテグスとネットの設置を行いました。写真では確認できませんが、学生が地面に立てている長い棒には、約2030cmほどの間隔でテグスと呼ばれる、透明の線が張ってあります。(※ネットは写真の中の左半分にみえる緑色のものです。圃場周りにグルっと設置。)

テグス1

 ロケット花火によるカラスの追い払いの方法についても学習しました。

ロケット花火

 …ところが、翌朝、祈る思いで圃場を訪れると、またしてもカラスにたくさんの果実を落とされたり、つつかれたりしていました。前日ほどではありませんが、この日だけでも30kgほどの果実が被害に遭いました。

 さらに圃場の上面にテグスを追加で設置しました。さて、果たしてこれで被害を防ぐことができるのか。今後に注目です。

テグス追加

 一連の対策について、「これで防げたらいいな」「どのような効果があるか、結果が楽しみ」と学生たちも話していました。本校で学ぶ2年間、学生たちは楽しい作業もたくさん経験しますが、ときに今回のような悔しい経験をすることもあります。この悔しさをばねに、さらにたくさんの学びを得ることができればと思います。

in 01【果樹】学生の活動記録

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000