10時00分から15時00分まで
第5回のテーマは、「染める」です。
今回の担当部員さんは、弥生時代の人々はどうやって衣を染めていたのか考える中で「温泉による自然発生的な染めもあったのではないか」という仮説をたてられました。
そこで、湯の花をお湯に溶かしたものを媒染液とし、染めを行ってみることになりました。
実験の結果、温泉による染めは大成功。
色味の違いもはっきりと分かる結果となりました。
各地に湧き出る温泉の成分の違いが、人々の衣服の色に地域ごとの違いを生んでいたのかもしれない…。
今回は、弥生時代の染色の世界に思いをはせる興味深い体験となったようで、今後も温泉実験を続けてみたいという思いを強くした皆さんでした。
今回の染材は梅の枝、媒染液に使用した湯の花は奥飛騨温泉と別府明礬温泉の2種です。
はじめに、持参した麻、綿、絹などを輪ゴムや糸、割りばしで括って模様付けをしました。下処理は各自で事前に行っています。
撚糸、織物、編物での染めに挑戦した方もおられました。
染液に投入、30分間煮ていきます。
染液から取り出し、水洗いします
媒染液(奥飛騨温泉)に浸します。
こちらは媒染液(別府明礬温泉)に浸しているところ。媒染液に浸した後でまた水洗いします。
今回は、染液→水洗い→媒染液→水洗いの工程を多い人で3ターン繰り返しました。
お天気がよくて、外での干し作業もはかどります。
素材による色味の違いはありますが、奥飛騨温泉よりも別府明礬温泉のほうが灰色味の強い発色となりました。
記念撮影。皆さん嬉しそうですね!
電気窯を開けます
窯の中に並んだ作品たち
部長さんによる火入れ(スイッチオン)
火入れから一昼夜経過、窯を開けてみました
まだ熱いので触ることはできません
破裂したり割れたりした様子はないようです
翌日、じゅうぶんに冷えましたので窯から出してみました
部員の皆さんの力作、完成です!
まずは火おこしからスタート
土器炊飯スタートです
少ない薪でゆっくり炊飯をすすめました
40分ほどかけて完成です
どんぐりクッキーにいれたエゴマは、弥生のムラの畑で育てたものです
炒ったシイの実の皮をむき、石で叩いてつぶします
どんぐりクッキーの成形
溶岩プレートを使ってクッキーを焼き上げました
猪汁も上手くできました
完成です
竪穴住居の中で食べることは控えましたが、弥生のムラの中で試食をすることができました
オリエンテーション
考古学入門その1
考古学入門その2
考古学入門その2 本物の出土品を触ってみます
まずは、今年の部長・副部長・書記を決め、その後、全員で意見を出し合って今年の活動内容と担当を話し合いました
今年の部長さんです
今年の副部長さんはこのお二人
今年の書記さんです
第1回で書いたプロフィールカードと撮影した写真は、プロフィール帳にまとめて部員に配る予定です
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