11月3日に、令和5年度むきばんだ弥生の森講座「弥生のスパイス~むきばんだの森で手作りコーラ~」を開催し、10グループ29名の皆さんにご参加いただきました。
今年の弥生の森講座は、かつて弥生時代の人々も同じように知識として持っていたであろう、植物の種類や薬効について学ぶとともに、その葉や実などをブレンドしたオリジナルむきばんだコーラづくりを通して、むきばんだの森の植物を味わいたいとチャレンジしたものです。
参加者からは、「当時の人の食するものを現代人も食べて昔を思い、良い経験でした」「自然の香り、味、色、手触り、五感で楽しみました」「とても楽しくて美味しいコーラも楽しめ、子供たちも大喜びでした」などの感想をいただきました。
例え同じ植物であっても、季節によってその味や彩りは異なっています。これから四季折々に新しい「むきばんだコーラ」がうまれるかもしれませんね。
「むきばんだコーラ」づくりデモンストレーション
まずは、担当職員が、味のベースとなる「秋のむきばんだコーラ」の作り方をお伝えしました。机上には材料となる植物がたくさん並んでいます。
「むきばんだコーラ」づくりデモンストレーション
実際に作りながら、美味しく作るポイントを紹介していきました。
むきばんだの森の散策、オリジナルコーラの材料集め
植物の先生 鷲見寛幸先生
豊富な知識にもとづく楽しいお話しを聞きながら、むきばんだの森を散策しました。
「むきばんだコーラ」材料の主要な植物のひとつ、クロモジを観察する皆さん。
オリジナルコーラの材料になりそうな植物を発見!鷲見先生から薬効などを学びながら集めていきます。
森のハーブと呼ばれる「カキドオシ」を探しているところ。独特の香りがします。他の植物と間違えないように、先生のチェックを受けながら採集しました。
ムクノキに実がついています。高木で手が届かないので、今回は職員が高枝切りバサミで採りました。弥生時代の人たちは、木の実がとりやすいように低い枝を残しながら育てていたのかもしれませんね。
オリジナルコーラづくり
いよいよ、むきばんだの森で採取した植物をブレンドした、オリジナルコーラづくりスタートです。
まずは味のベースとなる「むきばんだコーラ」を試飲。ここにどのような植物をブレンドしたいか考えます。植物によって味も風味も違うものになるため、ブレンドの組み合わせも重要です。
採集した植物を分類し、誤って有毒な植物が混ざっていないか鷲見先生のチェックを受けます。
たくさん集めましたね!合格です!!
合格したグループから、オリジナルコーラの煮込みスタートです。
「美味しくなあれ、美味しくなあれ」”魔法のクロモジスティック”で混ぜながら煮込んでいきます。
完成したオリジナルコーラ。酸味のあるコーラ、フルーティなコーラ、スパイシーな大人の味のコーラなど、様々なオリジナルコーラ誕生です!
炭酸水で割るとコーラとして楽しめます。紅茶に入れたり、ジンで割ったりして飲むのもおすすめです。