今週はいよいよ雪が降り始めましたね。寒い中ですが、果樹コースでは、ナシのせん定作業を進めています。ナシの年間作業は、人工受粉、摘果、袋掛けなど様々ありますが、せん定は最も難しい作業とも言われます。
果樹コースの伝統で、せん定方法の説明は1年生が行います。自分自身もせん定をしたことがないのに、人に説明をしなければならないということで担当者の学生は大変ですが、それぞれ予習をしっかりして説明を行いました。
![剪定座学](/secure/1344389/senteizagaku.jpg)
どのような枝をどの程度切れば良いのか…、現場でも担当学生の説明を聴きながら、みんなで考えました。
![剪定実演](/secure/1344389/setnteijituen.jpg)
話は変わりますが、今年度、果樹コースではナシの年間作業を学習できる動画の制作にも取り組んできました。完成した動画のうち、せん定作業の学習動画を見て、さらに理解を深めました。
![剪定動画](/secure/1344389/senteidoga2.jpg)
(ナシの年間作業動画は、以下のページに掲載がありますので、自由にご覧ください↓)
https://www.pref.tottori.lg.jp/60908.htm
また、今年の夏に果樹コースで実施した、「私の自慢の二十世紀梨コンクール」の果実調査や栄養診断の結果を振り返りながら、自分が日頃管理している二十世紀梨の樹のせん定方針についても検討しました。(※このコンクールでは、自分の樹の中の中で、あらかじめ良い果実がなりそうな枝を1本選抜し、果実品質を調査していました。)せん定方針だけでなく、来年の栽培管理で気を付けるポイントについても学習できた様子でした。
![樹の確認2](/secure/1344389/kikakunin2.jpg)
いよいよ二十世紀梨の樹のせん定に向かう学生たちの様子がこちらです。最初は、どう切ればいいのかわからない…と手が止まっている時間も長かったですが、せん定開始から数日経ち、急速にペースアップする学生も出てきました。今後の成長に期待が高まります♪
![剪定実践2](/secure/1344389/senteizissen2.jpg)
今シーズンのせん定作業はまだ始まったばかり。まだまだ先は長いですが、たくさんの樹をせん定して、上達していければと思います。