防災・危機管理情報

甦る弥生の国邑 妻木晩田遺跡

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◆◆お知らせ◆◆

◆◆史跡公園◆◆

作成日:2025年06月16日
復原した弥生時代の道具を使って、田おこししてみました。

 青谷かみじち史跡公園には水田があり、そこを借りて田おこしの実験をしました。

 今回の実験は、弥生時代の人々が田おこしするのに、どれほどの労力を必要としたのか調べるために行いました。

 対象とした水田は1区画(約2.5×2.5m)、使用した道具は復元した鋤です。この水田1区画を復元した鋤を使って田おこしするに必要な時間を計測しました。なお、比較検討するために、別の1区画で復元した鍬、現代の剣先スコップによる田おこしも行いました。

作業前の様子

作業前の水田の様子

 

 水田の土は、水分をある程度含み比較的柔らかい状態で、木製の鋤でも容易に掘ることが可能であり、地表面から10cmほどは難なく掘り起こすことができました。稲株のところは根を掘り起こす感じで取り除くことができたのですが、比較的背の高い草が生えているところや稲が刈り倒されているところは、茎によって鋤の先が弾かれてしまい、結構苦労しました。作業開始が午後1時32分であり、作業終了が午後3時4分と、約1時間30分かけてようやく1面の田おこしができました。

鋤で掘削している様子1

鋤で掘削している様子2

鋤で掘削している様子

地表面から10cm程度の土は柔らかく掘りやすい。それ以下は固く締まっていっため、これ以上は掘り下げなかった。

 

 ここで、1反当たりの作業時間を考えてみることにしましょう。1反は991.736m2なので、1区画(6.25m2)当たり1.5時間かかったことを考慮すると、(991.736m2÷6.25m2)×1.5時間=238.01664時間となり、1日当たりの労働時間を仮に8時間とすると、およそ1か月(30日間)かかることが想定されます。結構大変だということが分かりますよね。

田おこし終了後

田おこしが終了した水田

 

 話は戻りますが、復原した木製の鍬でも試してみました。木製の鍬は鋤に比べて掘り下げる深さは浅く、5cm程度でした。1辺ほど掘ってみたところ、作業時間は鋤とそれほど変わりありませんでした。ただ個人的には、重量があるため鋤に比べて大変でした。残りについては、剣先スコップを使って掘ってみたところ、30分ほど(およそ3分の1の時間)で終わってしまいました。鉄の力って偉大だなぁ…、と改めて鉄のすごさを感じました。

鍬で掘削している様子1

鍬で掘削している様子2

 今後は稲を植えて、どれほど収穫できるのか調べてみたいと思います。

 

 この田おこしの様子は、6月21日のむきばんだ遺跡土曜講座でもお話しします。会場には席に若干の余裕がありますので、ぜひお越しください。

  第1回 6月21日(土) 午後1時半から3時まで

  「妻木晩田遺跡の調査研究最前線!~弥生の食・石材・住環境の研究と教材開発~」

  講師:鳥取県立むきばんだ史跡公園職員

 

 

とっとり弥生の王国シンポジウム2026「弥生時代のリーダー像」の参加者募集!

とっとり弥生の王国シンポジウム2026 「弥生時代のリーダー像」

 
 妻木晩田遺跡にもたらされた豊富な鉄製品や青谷上寺地遺跡の優れた工芸品などの貴重な出土品の陰には、交流や日々の営みを指導・先導した「リ」たちの存在がうかがえます。
 弥生時代のリとは、どんな役割を果たし、どのような存在だったのでしょうか?
 さあ、時空を超えて弥生時代のリに会いに行ってみよう!

 

チラシ

 

チラシpdfデ―タはこちら→弥生の王国シンポジウム2026チラシ (pdf:1755KB)

 

〇日時

 令和8年9月20日(日)午後0時30分から午後5時まで

 

〇会場

 ヴィレステひえづ ヴィレステホール(鳥取県西伯郡日吉津村日吉津930)

 

〇定員

 130名(要申込・先着順)

 

〇プログラム

12時    開場
12時30分 オプニング・セレモニ
12時45分 基調講演(1)「弥生時代における二つのリーダー像 水田と交易の時代
       寺前 直人氏(駒澤大学文学部歴史学科 教授)
13時25分 基調講演(2)「リーダー出現の舞台装置 民族誌にみる首長層生成のメカニズム
       大西 秀之氏(同志社女子大学現代社会学部社会システム学科 教授)
14時05分 休憩
14時20分 事例報告(1)「吉野ヶ里遺跡のリーダー像 ムラからクニへ
       渕ノ上 隆介氏(佐賀県文化・観光局文化財課文化財保護・活用室 係長)
       事例報告(2)「丹後弥生首長墓にみるリーダー像 
                  対外交流と技術革新が支えた権威形成
       高野 陽子氏(公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究センター 調査課長)
       事例報告(3)「絡まりあうモノとリーダー 
                  ―とっとり弥生の王国の多彩なリーダー像に迫る
       水村 直人(鳥取県地域社会振興部 むきばんだ史跡公園 係長)
15時20分 休憩
15時30分 パネルディスカッション
        テマ:弥生時代における地域社会のリーダー像
17時00分 エンディング

 

〇参加申込

【申込方法】
 以下のリンクから「とっとり電子申請サービス」を利用してお申し込みください。
 

シンポジウム会場参加申込はこちら→会場申込み

 

★シンポジウムライブ配信申込はこちら→ライブ配信申込み

※インターネットが利用できない方はハガキでも受け付けます。ハガキに(1)郵便番号、(2)住所、(3)氏名、(4)電話番号(緊急連絡用)、(5)「シンポジウム会場参加希望」を明記し、下記の申込み・問合せ先の住所へお送りください。
【申込期間】
 令和8年7月25日(土)午前9時から9月14日(月)午後5時まで
※お電話でのお申込みいただけません。
※定員になった時点で申込みを締め切ります。
※ハガキによる申し込みは9月14日(月)必着といたします。

 

〇申込み・問合せ先

 鳥取県立むきばんだ史跡公園
 〒689-3324 鳥取県西伯郡大山町妻木1115-4
 電話:0859-37-4000
 電子メール:mukibanda@pref.tottori.lg.jp

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