みなさんこんにちは!この春、むきばんだ史跡公園に配属となった新人文化財主事のYです!
今回はじめてホームページの文章を書くことになりました。
記念すべき第一回は、5月下旬、青谷かみじち史跡公園の実験水田にて実施した、復元木製農耕具による「草刈り」と「田起こし」の作業実験についてレポートします!
今回、草刈りには木製刈払具(かりはらいぐ)を、田起こしには木製鋤(すき)を用いました。
木製刈払具(上)と木製鋤(下)↓

これらの道具は、遺跡からの出土品をもとに復元したものです。復元に際しては、鋤は青谷上寺地遺跡出土品を、刈払具は滋賀県柳遺跡出土品などを参考に復元しました。
刈払具は身部(幅が広くなっているところ)の中央が薄くなっており、この側縁が草を刈る刃としての機能を果たします。
木製刈払具による草刈りの様子↓

まずは水田に繁った雑草を刈ることから始めます。
刈払具を大きく振り上げて反動をつけ、刃部を草の根本に振り下ろし、うまく当てることができると、木製の道具でも草を刈ることができました。野球とゴルフのスイングを合わせたようなフォームで、横に振り払うイメージです。
木製鋤による田起こしの様子↓

次に、固く締まった田面をほぐし、土を反転させる田起こしの作業です。草の根が張っていると、なかなか鋤が土に入っていきません。無理なく掘り起こせる部分を探し、そこから少しずつ範囲を広げていきます。現代の金属製シャベルでの作業にくらべると、木製鋤での作業は力も時間も必要です。
草刈りは約18平方メートルを3人で20分ほど、田起こしは約18平方メートルを4人で40分ほどで行うことができました。
手作業での草刈り・田起こしは重労働で、狭い範囲でも汗だくの作業となりました。翌日、Yは腕が筋肉痛になりました…。
今回田起こしした田んぼでは、今後古代米品種の田植えを行い、水稲栽培を行う予定です。果たして秋には無事収穫ができるのでしょうか!?
今後もこのホームページでレポートしていきますので、経過をお楽しみに!