2026年6月2日
二十四節気の1つ小満(しょうまん)を過ぎ、陽気がよくなり草木が生い茂る季節となりました。至る所で田植えをする人の姿を見かけます。
さて、ブナ林をパトロール中に、ブナの若葉に赤いマリモのようなものがついていました。 これは、タマバエの一種によってブナの葉に形成されるブナハアカゲタマフシという虫えいです。虫えいとは、昆虫から出される何らかの刺激に対してブナの細胞が反応し、異常に増殖、肥大化したものです。参考にした文献の中では、ブナに形成させる虫えいの中で一番美しい姿です。 淡紅色の軟らかな綿状の毛に被われて目を奪われるようです。タマバエの一種のどんな刺激によって、このような美しい虫えいが形成されるのか謎が多いです。 ブナ林に生息する昆虫については、過去にヨコヤマヒゲナガカミキリの記事を書きました。過去の記事(2024年9月6日)をご参照ください。 主な参考文献 ・虫こぶハンドブック 薄葉重/著 文一総合出版 2003年 ・日本原色虫えい図鑑 湯川淳一、桝田長/著 全国農村教育協会 1996年 ・佐藤信輔、津田清、湯川淳一(2010).九州における春期羽化産卵性ブナタマパエ類の衰退. 環動昆第21巻第1号, 7-13
中部総合事務所環境建築局 2026/06/02 in 国立公園,植物
中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課
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