【むきばんだ遺跡発掘調査レター6】
8月8日は立秋。暦の上では残暑ですが、でも現場の暑さは今がまさに本番です。
今年は梅雨明け以降も午後になると雷雨があったりと蒸し暑く不順な天候がつづいていましたが、今日(8日)は湿度も下がり風も心もちさわやかでした。
松尾頭(まつおがしら)地区の発掘調査は、現在、斜面部の調査をいったん中断して、尾根上の平坦面で遺構を探す調査を進めています。
すでに第一次調査で一部が見つかっていた竪穴住居跡SI69では、今回の調査で、住居の周囲にテラス状の段がぐるりと回っていることを確認できました。
調査はやや遅れ気味ですが、今月中には平坦面の遺構検出を終えて、主要な遺構の掘り下げ(発掘)にとりかかる予定です。