先日、鳥取砂丘の沖合いに大型船が浮かんでいるのを見つけました。何やら砂を海中に投入しているようです。が、悪いことをしているわけではありません。実は、”サンドリサイクル事業”をしているところです。サンドリサイクル事業とは??鳥取砂丘の海岸線は過去50年間で40mも侵食されました。そのため鳥取県は、2005年から侵食が著しい部分の海岸線に近い場所に砂を投入しています。その結果、海岸線が沖へ移動しているのが確認されています。砂は、自然の波の力で陸に戻され定着しているのです。私は、この日、初めて作業の様子を目にしたので思わず写真を撮りました。
鳥取砂丘の保全・再生のための取組の一つが”サンドリサイクル事業”です。(松尾レンジャー)
砂丘事務所 2009/04/06