今日は、7月下旬から開催している鳥取砂丘のガイドツアーの最終日です。
原則、毎週、土曜日、日曜日に1時間半程度、砂丘レンジャーや自然公園財団職員が普段あまり知られていない砂丘の魅力を解説しながら砂丘内を散策するツアーです。
砂丘植物の葉の形・表面のざらつき・におい・根の長さに驚き、昆虫の鳴き声に耳を澄まし、スリバチの傾斜に足をとられ、博物館では触ることのできないような大昔、約5万年前の大山倉吉軽石の火山灰地層に直接、手で触ってみたり、オアシスの水の冷たさを肌で感じたり。夏の夕暮れ時は日本海の漁り火と星の瞬く夜空を馬の背に寝転んで眺めたり、たまに強風で飛砂の痛さと自然の力強さを体感したりと、様々な思い出をツアー参加者の方々と共有できました。
私たちと一緒にツアーのお手伝いをしていただける「ガイドサポーター」を募集・希望者を対象に来年度に向けてこのツアーの中で実地研修を開催しましたので、その概要を報告します。
先ずは堀部砂丘事務所長から参加者の皆様へ参加お礼のあいさつです。
遠く、愛知県からサポーターに登録・参加していただいた方もおられます。本当にありがとうございます。
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砂丘内で実施したボーリングサンプル標柱(地下構造)の説明です。
地下に眠る砂の色、粒、形の微妙な変化、そして砂丘のたどってきた歴史が分かります。

風が強い時に見られる「砂柱(さちゅう)」のできる仕組みを説明しています。
実際に砂柱を手で触ってみて、バームクーヘンのような表面のシルトクラストをはがしてみたりしました。
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参加者の皆さんが何をのぞき込んでいるのかと思えば、、、、。
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その視線の先には追後スリバチの斜面の角度をレンジャーが測っているところです。
角度のきつそうなポイントでは実に34度の傾斜角がありました。
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30秒間、自由の女神のポーズで風速計測。この地点では8メートル/秒でした。
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火山灰露出地を案内して馬の背で参加者の方と記念写真を撮りました。
頂上付近は17メートル/秒もの風でじっとしているのがつらい。寒い。ブルッ。
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最後に、来年3月に計画している2回目の研修での再会をお願いして本日の研修は終了しました。
(堀部レンジャー、山本レンジャー)
砂丘事務所 2009/11/15