４月２９日～５月３１日は鳥取県と島根県の野生動植物違法採取防止強化月間
です。
それにあわせて、４月２９日、比婆道後帝釈国定公園の船通山で動植物違法採
取防止パトロールが行われました。
今回は島根県と合同で行い、頂上で一緒に登山者に違法採取防止を訴えようと
いう企画です。
当日船通山は山開きで、見ごろを迎えた希少植物のカタクリを求め多くの登山者
で賑わいをみせていました。関係者は動植物の保護協力への理解を求めてチラ
シを配布しました。

　
　　
環境省米子自然環境事務所自然保護官に自然公園内の植物の話しと、黒坂
警察署員に盗掘現場対応の実演をしていただきました。のぼり旗を作成して、
移動中もアピールしました。


自然公園には場所や種類によって動植物を採ってはいけないという規制があり
ます。また、県が定めている希少野生動植物にも採取してはいけない条例があ
ります。
「きれいな花を見つけたから、つい持ち帰りたくなって…」というものから、販売目
的の悪質なものまで採取目的はさまざまですが、山にも所有者がおられます。
人の庭に咲いている花を採って帰ることはよくないことですよね。
「とっていいのは写真だけ、残していいのは思い出だけ」
みんなで、希少な動植物を大切にしていきましょう。

　
　
写真はカタクリ。カタクリはまだ他の植物が芽吹かない時に花を咲かせ、花が
終わると姿を消します。当日の船通山頂上の様子。人がいないところはカタク
リ保護のためロープが引いてありました。