稲刈りもはじまり、日野郡は一足お先に秋を迎えようとしています。本日、パト
ロールの最中に彼岸花(ひがんばな)を見つけました。毎年彼岸花をみるころに
は、涼しくなっているはずなのに…。暑い暑いと言いながら気づけば9月も中旬
です。なんだか夏から時間の流れが止まっているような錯覚を覚えます。本当
ならこんなに沢山のアキアカネも山で見ることもないのかもしれません。
アキアカネは通常「赤とんぼ」と呼ばれています。平地や丘陵地にある田んぼや
浅い池、河川敷の水たまり、学校のプールで幼虫(ヤゴ)時代を過ごします。6月
末から7月初めにかけて成虫となり、その後山に移動します。アキアカネは暑さに
弱く、気温が30度以上になると生きるのが難しくなるからです。そして、平地が涼
しくなる8月下旬から9月中旬にかけて繁殖のためにふたたび平地に戻るのです。
早く涼しくなって、アキアカネが平地に帰れるといいですね。
![アキアカネ](/secure/527359/hp1.jpg)
アキアカネ【トンボ科アカネ属】
アキアカネ含めトンボは肉食性で、ハエやカ、稲の害虫のウンカなどの小さな虫を
空中で捕らえて食べる。その量は自分の体重の1割を超える。沢山食べるので、
昔から田んぼの守り神としてトンボを大切にしてきた地域も存在する。
日野振興センター 2010/09/13