この冬は大晦日から大雪となり、１ヵ月以上消えることがなく根雪になりました。凍結する日も多く、久しぶりの寒い冬であったように思います。

　事務所の横を流れる天神川は普段より大はばに水かさを増し、勢いよく流れています。このところの暖かい陽気で山の雪融けが進んでいるのでしょう。

　こんな折、春まで閉鎖されている大山滝一向平野営場の様子を見に行ってきました。

一向平に下る前、地蔵峠展望台で真っ白な大山、矢筈、甲を望む。	除雪された牛舎の近くに車を止め、雪の壁を越える。	管理棟方面を眺める。スノーシューを付け雪の上を一歩一歩進む。

　雪の深さはまだ胸近くまであるようです。動物の歩いた跡がありますが、タヌキかキツネなのかよく分かりません。

管理棟に積もった雪も大分融けてずり落ちる。重い雪でも管理棟は大丈夫。	自然歩道を奥に進むと雪の斜面に変わり、凍結すれば歩行困難に。	樹に絡みついたドライフラワーはツルアジサイ。よく見ると新芽も膨らむ。

　地元、琴浦町では４月の初めに山開きを予定しています。
　春一番、二番と南風が吹き荒れれば、あっという間に地面があらわれ、歩道脇のサンカヨウが可憐な花をのぞかせることでしょう。（自然保護監視員　浜辺正篤）