ここ数日冬の寒さが戻ったような鳥取砂丘でしたが、今日は気温も上がり、穏やかな春の日となりました。
街の桜は残念ながら散り始めていますが、鳥取砂丘では色んな砂丘植物が芽生え始めています。
先ずはコウボウムギ。
そしてこちらはコウボウシバ。
どちらも代表的な砂丘植物で、砂丘の広い範囲で見ることが出来ます。
砂丘植物ではありませんが、近くでこんな花を見ることもできます。
これは何でしょう?
鳥取県の花にもなっている、特産の二十世紀梨の花です。
鳥取砂丘情報館サンドパルとっとりの敷地内には5本の梨の木が植えられていて、花の季節を迎えています。
梨の花のイメージをお持ちの方は少ないかもしれませんが、桜ほどの華やかさはありませんが、白くかわいらしい花をつけます。
農家の皆さんはこちらからとった花粉を交配する作業が始まり、忙しい時期です。
鳥取砂丘の近くには収穫体験のできる果樹園が多くあります。
秋には美味しい実を付けてくれることを期待したいと思います。
(ミドレンジャー)
砂丘事務所 2011/04/21