一昨日に入梅との発表がありました。
ついに嫌~な季節になりました。今日の鳥取砂丘の天気は雨が降ったり止んだりで時折ガスもかかる状態で観光客もお土産屋さんで借りた長靴姿が目立ちました。
下の写真は、ガスに覆われた鳥取砂丘で馬の背から入口方向を撮ったもので、入口附近は見えず視界は300m程度と思われます。
この、ジメジメの天候ですが砂丘植物にとっては大歓迎で、この時期にスクスクと育ってゆきます。
そんな目線で植物たちを見ていると、なにやらオレンジ色の網が放置されているようで、こんな所にゴミを捨てるな!と近づくと、何となく不気味に見える”アメリカネナシカズラ”でした。
この植物は、北アメリカ原産の根や葉をもたない寄生植物で、オレンジ色の細い蔓(つる)を他の植物に絡ませて、水分や栄養を取り枯らしてしまいます。
下の写真はハマヒルガオに寄生しているアメリカネナシカズラです。
アメリカネナシカズラは砂丘植物の嫌われ者です、除草が必要ですので もし見つけたら一報下さい。
PS:ハマボウフウの花のつぼみを見つけました、近日中には開花すると思われます。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2011/05/28