平成23年度の発掘調査を開始しました！！
妻木晩田遺跡では今年も発掘調査を行います。ホームページにて随時調査状況をお届けしていきますのでお楽しみに！！
今年の発掘調査は仙谷地区という妻木晩田遺跡のなかでも北西端に当たる地区で、弥生時代後期中葉から後葉に四隅突出型墳丘墓などのお墓が築かれる場所です。
今回はその中でも仙谷１号墓のある西側丘陵という場所で調査を行います。
発掘調査といってもいきなり掘る訳ではなく、周辺の地形がどのようになっているかを記録し、具体的にどこに調査区（トレンチ）を設定するかを検討します。長い年月を経て埋まった遺構やもとの地形から人が手を加えた場所がないか確認するために必要不可欠な作業です。
…が！その前にもうひとつやることがあります。
調査をする場所は今は雑木林で、低くて枝の張った木やらシダ、今年の雪で折れた枝ななどで人一人入るだけでも大変！
というわけで、まずは調査ができる状況にするため、木を切ったり草を刈ったりしています。作業は大変ですが、地面がよく見えるようになると分かることも沢山あります。
雨が降ったりしてなかなか思い通りに進まないこともありますが、安全かつ快適に調査ができるよう、もうしばらく自然と格闘していきたいと思います。
※発掘調査現場の公開について
整備工事等都合により公開できない場合があります。見学を希望される場合は必ず事前にむきばんだ史跡公園までお問い合わせ下さい。
期間：７月～９月の月～金曜日（平日のみ／土日は調査を行いません）
時間：１０時～１５時まで