本日の鳥取砂丘は青空で快晴。砂の上は熱いけど、・・馬の背の頂上は、海からの風が吹き上がっていて涼しかったですよ!夏休み最初の土日でしたので、多くの家族連れでにぎわいました。
・・どうだぁ~!私は、あのパラグライダーより高いぞ~。気分爽快!
この人は、・・もっとすごい!
水平線の上に、立っているように見えます。
・・とは言え、暑い夏を乗り切るのは体力が必要です。鳥取砂丘で以外と知られていないのが、「ハマニンニク」という植物です。
「ハマニンニク」は太い茎と厚くて広い葉はニンニクを思わせます。多年草の草木で、長い地下茎があります。日本海側では北九州を南限とし、極東ロシア、千島、サハリン、北アメリカ西海岸に分布する典型的な北方系の海浜植物で、寒い氷河期の生き残り組の一つとみなされています。
鳥取砂丘では、大きな群落にはならないのですが、砂浜に近い砂丘の最前線で、冬の強い北風によく耐え、砂を止めて小砂丘をつくります。
別名は、「テンキグサ」。テンキはアイヌ語で、編物を意味します。かつてはカゴ、屋根ふきの材料、ミノ、縄などを作る大切な資源だったそうです。
・・肝心の、ニンニクは実りませんが、・・。
まだ、始まったばかりの夏休みでが、この夏は是非、砂丘で遊んでください。夜は満天の星空や漁り火も見えますよ!
(鳥取砂丘は国立公園です。植物等の違法採取は禁じられています。)
(砂丘内はロケット花火などは禁止ですのでルールを守ってくださいね。)
(青レンジャー)
砂丘事務所 2011/07/24