このブログでは、日野振興センターの職員が日野郡内の旬な情報、実際体験したことなどをみなさんへお届けしています。

   みなさんからの情報、ご感想もお待ちしています!

 【日野ごよみ】という件名でメールしてください>>hino-shinkou@pref.tottori.lg.jp

2011年8月10日

五百年の伝統「江尾十七夜」~奥大山江府町(8月17日)

ドン、ド、ドン、というゆっくりとした太鼓の音、歌い手のもの悲しい調子の唄にあわせ、編笠を目深にかぶった踊り手達がうつむき加減でゆったりと踊る。。。他地域の盆踊りとはひと味違う、しっとりとした雰囲気の「こだいぢ踊り」。
空を響かせて打ち上がる花火。
日野川対岸の久連山の斜面に浮かび上がる「十七夜」の火文字。
500年の歴史と伝統のある祭「江尾十七夜(えびじゅうしちや)」が、今年も盛大に開かれます。

こだいぢ踊り
       叙情的なイメージのこだいぢ踊りの写真→ピンぼけではありません。(笑)


 「江尾十七夜」のはじまりは、今から500年前。
伯耆の国江美城(えびじょう)を築城(文明16年(1484年))した蜂塚(はちづか)一門が盂蘭盆十七日の夜に城門を解放し、城下の町民や農民を集めて、この夜かぎりは無礼講!と、武士も一緒に豊年を祈る踊りで一夜を明かしていました。
その後、蜂塚一門は永禄8年(1565年)に毛利の大軍に攻められ討ち死にし江美城は落城。毛利の支配下となった城下の住民たちが、蜂塚氏を慕い悲しみ毎年 盆の17日の夜に供養踊りをし、それが「こだいぢ踊り」として今に伝えられているということです。

この「こだいぢ踊り」。現在は鳥取県指定無形民俗文化財の指定を受けていて、保存会を結成し伝承と保存に努めています。

ゆっくりとしたリズムで調子がとりにくく、少し難しい踊りなのですが、見よう見まねで踊っていると、力の抜けた感じの動きが妙に心地よく、楽しくなってきますよ。
当日は、踊りの輪に飛び入り参加もできるとのこと。ぜひ、参加してみてください。
                               ※「こだいぢ踊り」→江府町HP

灯ろう流し  火文字

「こだいぢ踊り」花火火文字のほかにも、昼間には少年相撲大会、夕方は日野川子供太鼓の演奏、舟谷川への灯ろう、奥大山踊り、貝田の傘踊りなど、実に様々な催しがあります。

町内はもちろん、町外からも大勢の人が集う一大祭りで、江尾駅前の通りは驚くほどの人出で賑わいます。
情緒あふれる伝統の祭「江尾十七夜」。ぜひ、お越しください。

●祭の詳しい日程→江府町HP
●イベント内容  →江府町HP

※お問い合わせ  江府町観光協会 0859-75-6007

日野振興局 2011/08/10

このサイトに関するお問合せは

西部総合事務所日野振興センター日野振興局
〒689-4503  鳥取県日野郡日野町根雨140-1
TEL : 0859(72)2083   FAX : 0859(72)2072   
Eメール : hino-shinkou@pref.tottori.lg.jp

夜間・休日のお問合せは

0859-72-0321(代表)

Copyright(C) 2006~ 鳥取県(Tottori Prefectural Government) All Rights Reserved. 法人番号 7000020310000