（「きみは○○をみたか」シリーズ第９弾！
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日野ごよみ愛読者の皆さん、残暑お見舞い申し上げます。
真夏の蒸し暑さをしのぐことができる涼やかな和の癒しポイントをご紹介しましょう。
水の音を優雅に楽しむ水琴窟（すいきんくつ）。
それを探して出雲街道の根雨宿を歩いた。
古びた地図を頼りに、ここぞという辺りを探した。
見つけた！
水琴窟は確かに根雨宿にありました。
近くには看板があり、ていねいに使い方が書いてある。
書いてあるままに柄杓で水を汲みとり静かに注いだ。
耳を澄ませてじっと待っていると、、、
ポターン、ピシャーン、ピロリーン
涼やかなアルペジオが余韻も豊かに反響してきた。
しゃがみ込んでひとしきり軽やかな音色を楽しんだ。
ロハスそのものだなあ。
ひなびた街道でゆったりと聞く水の音は良いものですねえ。
心が癒されます。火照った身体も冷めるような気がする。
さあ、涼しい気持ちになりたかったら、根雨宿を歩いて探そう！
水琴窟はどこかであなたをきっと待っている（はず）。
（ｂｙ 県民局 林原みのる）
※水琴窟（すいきんくつ）は、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させ、その際に発せられる音を反響させる仕掛け。手水鉢の排水を処理する機能をもつ。