昨日は大寒でしたね。
大寒といえば一年で一番寒いとされる日。
そんな日に行う「厳寒の砂丘砂嵐ツアー」は絶好のツアー日和?はずでしたが、気温は7度、風も3メートルくらいと、”厳寒””砂嵐”は残念ながら体感できませんでした。
しかし、冬の砂丘の魅力はそれだけではありません。
今回のツアーの講師は、砂丘をよく知る自然公園財団の”ジロケン先生”と”あべちゃん先生”。
まずは追後スリバチで、スリバチがどうしてできたのか、どんな動物がいるのか。
スリバチの斜面の角度はどれくらいでしょう。
鳥取砂丘の斜面は、砂が乾いていれば32度くらいが限界。それ以上は砂が滑り落ちてしまいます。
前日の雨で砂が濡れていたこともあり、なんと40度もありました。
角度を測るために斜面にいるだけでも苦労しましたが、戻るときはさらに苦労しました。
馬の背に向かう途中でも、砂丘の植物、特に今は風で砂が削られ、植物の根や茎がよく見ることができます。そんな植物の説明を”あべちゃん先生”が。
馬の背の頂上でも、相変わらず風が弱く、砂嵐を体験することができませんでした。
そしていよいよオアシスへ。
やはり、この時期はオアシスの水深を測定しないとだめですよね。
そんなわけで、今年も”ジロケン先生”が体をはってオアシスの中へ。
今年のオアシスの水深はというと・・・・・・68cmでした。
ちなみに昨年の2月は85cmでした(昨年のツアーの様子は
こちら)。
約20cmも浅かったですね。
今回のツアーではいくつかの発見がありましたよ。
まずはこれ。
砂丘の中に、なんと動物の住みかが。
そっとしてあげたかったので、中の様子は見ませんでした。何が住んでいるのでしょうか?
同じ穴でも今度はこちら。
今、砂丘ではオアシスが3つ出来ています。その内の一つ、一番西側のオアシスに流れ込む川にありました。
砂丘の地下から水が湧き出て、その湧き水で砂が削られてできた穴です。
今度はもっと小さな穴?からブクブクと。
実は、これ、オアシスの中から空気らしきものが出ていました。
この場所だけ砂がとても柔らかく、水深を測るのに使った杭が砂の中へ1メートル近く入っていきました。
もしかしたら、オアシスの中からも水が湧いているのかもしれませんね。
いろいろな発見があったツアーでした。
2月と3月にも「鳥取砂丘魅力満喫ジオツアー」を予定しています。
くわしくはホームページで紹介しています(
こちらです)ので、是非ご参加ください。
(オレンジレンジャー)
砂丘事務所 2012/01/22