鳥取砂丘のオアシスの中央付近には川が流れていますが、これが「尻無川」です。
この川の水源は湧水で、砂丘に降った雨が集まって流れ出るものと考えられています。
流れ出た湧水は、下流の馬の背斜面下に池が造られますが11月~6月の期間で、夏から秋は干上がり、流れ出た湧水は再び砂丘へと浸透してゆきます。
ところが、今年の夏は異常(?)で湧水量が少なく川の長さが異常に短くなっています。
本日と、昨年の同日の写真を掲載しますのでご確認下さい。
本日の尻無川
昨年の同日の尻無川、川は長く池も残っています。
雨量を調査したところ、大きな差が見られました。
4月~7月の雨量(鳥取気象台発表)
2011年 756.0mm
2012年 409.0mm
(但し、2012年は7月28日までのデータです)
前年比 54.1%の少ない雨量が要因と考えられ、池が干上がった時期も早くなっていました。
この様に、雨の量 と オアシス(尻無川/池)には関連性のある事が実証されたと考えます。
(赤レンジャー)
砂丘事務所 2012/07/29