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平成24年6月27日午前11時
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「しぜんの宝箱」自然保護監視員だより

    清らかな水、深い緑、露に輝く花々…。鳥取県日野郡の自然はまるで宝箱のようです。
 ここには、大山隠岐国立公園、比婆道後帝釈国定公園、奥日野県立自然公園、神戸上県自然環境保全地域があり、とても自然豊かな地域です。また、サクラソウやブッポウソウ等、希少な動植物も多く生息しています。
 自然保護監視員の藤原文子が、活動を通して魅力いっぱいの日野郡の自然を楽しく紹介していきます!
  

2013年8月28日

肉団子で子育て中!

 夜が涼しくなり、虫達が鳴くようになりました。このまま順調に季節が流れてくれるとよいですね。

 さて今回は、アシナガバチを紹介します!

 オオハンゴンソウの分布調査をしている時のこと、車を止めて地図に書き込みをしていると、フロントガラスにアシナガバチが張り付きました。

 よくみると、肉団子をくわえています。

 アシナガバチという呼び方は、スズメバチ科アシナガバチ亜科に属するハチの総称。

 日本には3属11種が生息しており(意外とたくさん種類がいます…)、キアシナガバシ、セグロアシナガバチ、フタモンアシナガバチは、比較的よく目にすることができます。



 ハチの中にはアシナガバチのように、昆虫の幼虫や動物の死骸など、お肉を食べる種類がいます。
 
 もちろん、幼虫もお肉が大好き!
 成虫は捕まえた獲物をその場で団子にし、巣に戻ってから柔らかくかみ砕いて幼虫に与えます。

 アシナガバチの一生は短いものです。

春:女王バチは、木や植物の繊維を唾液と混ぜて巣をつくり、子育てをします。孵化したものは、みんな娘(雌)!

夏:女王は、子育てを娘達に任せ卵を産むことに専念。巣を大きくしていきます。

秋:新女王と息子(雄)が誕生します。11月初旬ごろに巣立ちが終わると、アシナガバチの一生は終わります。 

冬:新女王は頑張って冬を越し、命のバトンを繋いでいきます。

 アシナガバチの最盛期は9月なんだとか。これからますます忙しくなってきます。

 フロントガラスに張り付いたアシナガバチは、お腹をすかせた幼虫達に、ご飯を運ぶ途中だったのかもしれませんね。

日野振興センター 2013/08/28

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