9月14日(土)に、とっとりの文化遺産魅力発掘プロジェクト実行委員会主催のイベント「よどえの郷トークプレイス」がむきばんだ史跡公園で開催されました。 第3回は「地域の民俗芸能と祭り・行事~淀江さんこ節から日本を元気に~」。ゲストは淀江さんこ節保存会の奥田晃巳さん、鳥取県教育委員会で民俗文化財を専門としている原島知子さんです。 まず始めに奥田さんから淀江さんこ節の由来やどんな芸能なのか、さんこ節の魅力とは何なのかについて、実演も交えながらお伺いしました。原島さんからは、さんこ節のもつ魅力の源である淀江について、地域に伝わる祭りや行事の特色をお話いただきました。 なかでも印象深かったのは、さんこ節や祭りなどの芸能・行事を何のためにするのか、というお話でした。伝統芸能や祭りはそれ自体の保護や地域活性化のために行われることもありますが、お客さんに喜んでもらえること、そして自分が楽しむことが伝統芸能や祭りの意義なのだと思いました。
講座の終了後は、奥田さんから淀江さんこ節のひとつ「銭太鼓」のレクチャーを受けました。最初はちゃんと筒を回せるのか不安でしたが、奥田さんにコツを教わりながら練習していくと次第にうまく回せるようになり、眼をつぶって回すことにも成功!最後にさんこ節のリズムに合わせると皆さん始めて10分程とは思えないくらい上手にできて、最初の不安気な表情から一変して笑みがこぼれていました。 企画第1弾であるよどえの郷トークプレイスはこれで終了となりますが、企画第2弾として来月10月12日(土)にシンポジウムを、翌13日(日)に淀江の文化遺産を巡るエクスカーションツアーを予定しています。また企画第3弾として上淀廃寺にスポットを当てたトークプレイスも企画中!是非ご参加下さい。
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