米子市内の小学校で、土器(実物)を用いた弥生時代の授業&古代体験(火起こし)を行いました。対象は6年生の3学級です。私たち文化財主事2名と、活用作業アシスタント3名で学校を訪ねました。
授業の方は、“弥生時代を習う”ではなく、間近に実物を眺め、さらに手触りや重みなどを感じながら、“弥生時代を考える”ことを目指しました。
まず、1800年前に「むきばんだ」村に暮らしていた人々が使っていた複数の土器を手にとって観察。たとえば、〈土器の形が違う〉ことを確認し、では、〈なぜ、形が違うのか?〉といった疑問をもとに、さまざまな仮説を立てながら〈土器の使い方〉を考えたりしました。
また、火起こしでは、火起こす方法を学ぶだけでなく、火を使うことで、どのように人間の生活が変化したのかを考えました。
〈煮炊きができる〉、〈暖がとれる〉、〈土器が焼ける〉などなど。あらためて火が使えることの大切さを確認。
ところが、マッチもライターもない時代には、簡単には火を起こせません。そこで、今日は4人で協力しながら、火起こしに挑戦してもらいました。
私たち職員も、子どもたちと一緒に、弥生時代の魅力を再発見することができました。
こうした授業を希望される学校などがございましたら、ご連絡お待ちしています。
