自然保護監視員日記


 中部担当の自然保護監視員が、日々のパトロールの中で発見したこと、感じたこと等を綴りながら、中部地区の魅力的な自然の数々をご紹介します。
 

2015年6月5日

オオキンケイギクを駆除

 5月30日、倉吉市の打吹山で特定外来生物「オオキンケイギク」を駆除しました。打吹山での駆除は、今年で4年目の取り組みになります。自然保護ボランティアの皆様と倉吉市の協力を得て、根ごと抜き取る方法で駆除しました。昨年は目につくものを細かく駆除したため抑制されることを期待していましたが、今年も同じように生育しており、オオキンケイギクの生命力と繁殖力の強さに驚きました。

駆除の様子
駆除の様子

駆除後
駆除後

 オオキンケイギクの最も有効な駆除方法は、種子が生産される前に根ごと抜き取る方法で、複数年継続することと考えられています。オオキンケイギクの根絶には、粘り強い取り組みが必要だと実感しました。


ハマヒルガオとオオキンケイギクが競合
ハマヒルガオとオオキンケイギクが競合

 上の写真は海岸部で撮影したもので、在来種「ハマヒルガオ」と特定外来生物「オオキンケイギク」が競合している様子です。在来植物を守るためには、オオキンケイギクを駆除する必要があります。
 
 地域固有の生物の多様性を守るため、身近にあるオオキンケイギクを抜き取りましょう。

関連リンク
 過去の駆除の様子(2年目3年目
 外来種防除

中部総合事務所環境建築局 2015/06/05 in 県立自然公園,植物



問合せ先

中部総合事務所 環境建築局 環境・循環推進課

(自然公園担当)
電話:0858-23-3276  Fax:0858-23-3266

(野生鳥獣・狩猟免許担当)

電話:0858-23-3153  Fax:0858-23-3266

  
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