9月27日(日)17時より「中秋の名月観察会in鳥取砂丘」を行いました。
7月の「親子わくわく星座観察会」に引き続き、さじアストロパーク宮本敦先生に講師をしていただきました。
また、このイベントは、鳥取大学開放推進事業「今日から学ぶ高校地学」との共催イベントで、鳥取大学からは太田隆夫先生、塩崎一郎先生を講師にお迎えし、鳥取大学の学生の皆様にもご協力いただきました。
まず、宮本敦先生から、星図の見方や天体や、クイズも交えながら月の解説をしていただきました。
ここで一問ご紹介。
「菜の花や月は東に日は西に」(与謝蕪村)
この俳句に詠まれた月はどんな形をしているのでしょうか?
月が東側に見え、太陽が西側に見える時は、月と太陽が、地球を挟んでほぼ直線上になるので、満月に近い状態と推定できるそうです(完全に一直線上だと、月は地球の影に入り月食になります)。
砂丘に入り、日の入りを見ているうちに、主役の月が登ってきました。
夕日も月も本当に美しく、感動しました。
みんなで、一番星をさがしました。
一番星のこと座のベガ(織姫星)が頭の真上に見つかりました。
いよいよ望遠鏡で観察です。
月が顔の前に迫ってくるような大きさに見えました。
子ども達は大興奮。
砂丘におられた観光客も集まって、望遠鏡の前は行列になりました。
鳥取大学からお持ちいただいた天体望遠鏡は、望遠鏡のレンズにカメラやスマートフォンをあてると、撮影できました。
鳥取大学の学生達が微妙な調整を行い、綺麗な写真が撮れるよう手伝ってくださいました。
講師の先生方、鳥取大学の学生の皆様、ありがとうございました。
天候にも恵まれ、最高のお月見イベントとなりました。
砂丘内は明かりがないので、町中よりも、夜空が綺麗に見えます。
たまには、夜の砂丘で星や月を眺めてみてはいかがでしょうか。
<新オレンジレンジャー>
砂丘事務所 2015/09/27