令和6年度附議案

平成24年6月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨

平成24年6月定例県議会付議案に対する知事提案理由説明要旨

 

 これより、今議会に提案いたしました平成24年度鳥取県一般会計補正予算をはじめとする諸議案につきまして、その概要を御説明いたします。

 

 今議会に提案いたしました議案は、

 

  予算関係   3件

  条例関係   6件

  その他の案件 8件 の 合計 17件であります。

 

 それでは、議案第1号 平成24年度鳥取県一般会計補正予算につきましてその概要を御説明いたします。

 

はじめに、暴風・降ひょう被害復旧対策についてであります。

 度重なる4月の暴風や5月の降ひょうは、すいかやブロッコリー等の農作物、農業施設、文化財などに多大な被害をもたらしました。これらの被害に対し、対応の急がれる農業施設や漁具等の復旧、緊急防除などについて直ちに予備費により実施したところですが、さらに、この度の補正予算においても、農産物の再生産や販売促進、文化財の復旧、県営住宅の復旧などの対策を講ずることとしております。

 

 次に、原油高騰対策についてであります。

 原油価格が高値水準で推移し、様々な産業分野で影響が出ていることを踏まえ、バス・トラック事業者の省エネ対策支援、事業者への無料省エネ診断助成、イカの漁場調査やイカ釣り漁船の照明のLED化支援などを行います。これにより事業者のエネルギー調達構造の転換を促すとともに、原油高を克服する経営強化に取り組むものであります。

 

次に企業支援の強化と雇用の創出についてであります。

引き続く厳しい経済雇用情勢に対処するため、中小企業金融円滑化法の適用期限到来を見据え企業の経営支援体制を強化することとし、「経営再生サポートセンター」の開設や商工会議所のマンパワー確保等を図るとともに、超長期の借換資金として「経営再生円滑化借換特別資金」を創設し、経営再建に取り組む中小企業等を支援いたします。

また、企業立地事業補助金について、特に著しい雇用の増加を伴う企業や県内に生産・開発機能の集約を行う企業への加算措置を講ずるとともに、新たにコンテンツ産業誘致にも注力することとし、議案第8号 鳥取県企業立地等事業助成条例の一部改正も行うことといたします。

さらに、事務管理部門等の大規模雇用やグローバル化・ハイテク化に対応する企業の人材育成に対し支援することといたします。

 

次に「まんが王国とっとり」についてであります。

建国イヤーを飾る「国際まんが博」を県民・地域一丸となって展開すべく全力を挙げて開催準備を進めておりますが、一過性でなく中・長期的な効果をもたらすものとするため、水木しげるロードや青山剛昌ふるさと館などにおいて展開される戦略性、継続性のある取組を支援しようとするものであります。

 

 このほか、福島県から避難した子どもの内部被ばく検査支援、島根原子力発電所に係る可搬式モニタリングポスト等の整備、東京便増便に向けた国内航空便の利用促進対策の強化、エネルギーシフト加速化に向けた太陽光発電に参入する事業者支援、国庫認証増等に伴う公共事業の追加等を計上した結果、今回の補正予算の総額は、48億3千万円余となり、補正後の予算総額は、3,350億6千万円余となるものであります。

 

 次に補正予算以外の主な議案につきまして御説明いたします。

 

 議案第4号 鳥取県知事が行う予算の執行状況の調査等の対象法人を定める条例の設定及び議案第5号 鳥取県出資法人等における給与等の状況の公表等に関する条例の一部改正につきましては、県出資法人の運営の透明性を高め、「透明度全国ナンバーワン県庁」として「品質保証」を行うため、経営状況報告等の対象を現行の2分の1以上出資法人から、4分の1以上出資法人まで拡大しようとするものであります。

 

 以上、今回提案した付議案につきまして、その概要を御説明いたしました。

よろしく御審議のほどお願いいたします。

  

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