院長:皆川幸久 出身大学:鳥取大学医学部 専門:産婦人科
鳥取県立厚生病院は鳥取県中部の中核病院として、地域の急性期医療を担っています。
診療に対する熱意にあふれる医師が他職種職員と良好なチームワークの下に、救急医療 ・集中治療、内視鏡手術を含めた悪性腫瘍に対する診断と治療(地域がん診療連携拠点病院)、脳血管内・心血管手術、IVR等の先端的医療、また小児・周産期医療に取り組んでいます。
また、災害拠点病院として、昨年の中部地震の際には職員が一丸となって力 を発揮し、地域の医療機能を堅持し、地域住民の皆さんの健康を守るため奔走しました。今年度、新たに臨床研修・教育センターを開設しました。初期臨床研修医の研修体制と 医療系学生の実習体制の強化を目指しています。初期臨床研修の2年間は一定の臨床的到達目標の達成が義務付けられた期間ですが、この時期は医師としての姿勢に大きな影響を及ぼす時期でもあります。その重要な時期に研修医の皆さんに中身の濃い学習の場が提供できるよう、指導医ばかりでなく全職員が力を尽くしたいと考えています。 日本の地方小都市は確実に一層の高齢化社会に向かっていきます。鳥取県中部は県内でも少子高齢化が著しい地域ですが、公的病院が当院だけという特別な地域でもあります。当院での経験は、研修医の皆さんに地方の急性期医療の在り方を考える場を提供し、その中で医師としてのスタンスを形成するのに必ず役立つと確信しています。
作成日:2017年6月13日