アンケート調査の対象となる病院の管理者、薬剤部長、薬局の管理薬剤師等の方には文書にてお知らせさせていただきました。下記のいずれかの方法により、アンケート調査への回答にご協力をお願いいたします。
本県内における薬剤師不足の背景には、以下のとおり様々な要因が重なりあっていることが推測されます。
● 平成22、23年の2年間は薬学部6年制化の影響で新卒薬剤師がほとんど輩出されなかった。
(4年制から6年制への移行による)
● 平成24年3月試験から6年制化後の卒業生の受験が始まったが、6年制化導入前の予想に反し合格者数が低迷。
(平成27年3月試験から回復傾向)
● 山陰地方には薬学部がなく、県外に進学した本県出身者がそのまま県外に就職することも多い。
● 病棟配置薬剤師に診療報酬加算制度が設けられたため、急性期病院からの求人が大きく増加している。
● 平成27年度に厚生労働省が「患者のための薬局ビジョン」を打ち出し、すべての薬局を地域包括ケアの一翼を担う
かかりつけ薬局とすることを推進。業務内容が在宅医療等へシフトすることから薬局における求人が増加している。
また、全国的に、都市部を中心に薬剤師の従事数が多い傾向にあり、都市部と地方で薬剤師数の格差が生じています。(詳細は下表)
都道府県(従業地)別にみた薬局・医療施設に従事する人口10万対薬剤師数
(令和4年医師・歯科医師・薬剤師調査結果(厚生労働省令和4年12月31日現在)より)
薬剤師数の推移
※本県内の薬剤師数は微増していますが、それ以上に薬剤師の需要が高まっていると考えられます。