鳥取市内居住の男性が30万円をだましとられる特殊詐欺事件が発生しました。
本年4月23日、被害者の携帯電話に「＋」で始まる電話番号から電話があり、電話に出たところ自動音声で「こちはらNTTファイナンスです。未納料金が発生しています。この電話が最終通告です。オペレーターにつなぎたい人は「１」を押してください。」などと流れたため、被害者はオペレーターと話すために「１」を押したところ、電話に出たNTTファイナンス職員を名乗るA男から、「Bという動画サイトに登録されていますよね。未納が続いたため強制解約となっています。違約金などを含め30万円を支払ってもらう必要があります。」などと言われました。
被害者はA男に身に覚えがないことを伝えましたが、A男から「もし支払をしなければ裁判になります。国が認めた救済制度があり、制度を適用するには今すぐ30万円を支払ってもらう必要があります。今すぐ支払ってもらわないと救済制度を使うことができなくなり、30万円の95パーセントを返金できなくなります。」などと言われ、被害者はA男に指示された預金口座に30万円を振り込みました。
その後、被害者がBという動画サイトについてインターネットで調べたところ、詐欺を注意喚起する検索結果が多数表示されたため、詐欺被害に気付いたものです。