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キノコの世界

大型菌類の大まかな分類と生態系での菌類の役割をアクリル封入標本などで紹介します。

キノコのなかまわけ

キノコ形態展示 キノコは種類によって子実体の色や形が多様で、体の特徴や胞子の作られ方にとって大まかに分類されています。

【主な展示資料】⇒説明は下のページへ
 カエンタケ
 クラヤミイグチ
 ミネシメジ
 オニフスベ
 チャコブタケ

生態系の中のキノコ

キノコ生態展示キノコは他の生物によって作られた有機物を腐生、寄生、共生をとおして利用して成長します。

【主な展示資料】⇒説明は下のページへ
 ツチアケビとナラタケ
 ナガエノスギタケとモグラ

【関連展示】
 ウスキブナノミタケ (大山の生物)

主な展示資料1

カエンタケ

(樹脂包埋標本)

カエンタケ 刺激性が強く、折れると出てくる汁に触れるだけでかぶれることがある猛毒のきのこ。枯れたコナラなどの広葉樹の根元に生える。「ナラ枯れ」が広まるにつれて、急速に増えている。数ある毒きのこの中で、触ってもよくないのは、カエンタケだけである。2010年11月に採集した、鳥取市樗谿公園産のカエンタケを、樹脂包埋標本にして展示している。

クラヤミイグチ

(アクリル封入標本)

クラヤミイグチ傘の表面はフェルト状。

傷ついた場所は濃い青色に変色する。

世界で初めて鳥取市の樗谿で発見され新種として論文で発表されたたキノコです

ミネシメジ

(アクリル封入標本)

ミネシメジ秋、針葉樹と広葉樹の混生林に発生する。

古くから食用として利用されている。

オニフスベ

(乾燥標本)

オニフスベ竹林などに発生し、大きなものは直径50cm位になります。

表面から崩れて、胞子を飛ばして消えてしまします。

 

 

 

 

 

 

  

主な展示資料2

ツチアケビとナラタケ

(レプリカ(場面模型))

ツチアケビとナラタケ ナラタケというきのこと、ツチアケビという奇妙な植物の、複雑な関係を、精密な模型で展示しています。  ナラタケは,いろいろな種類の樹木の切株や倒木,枯れ木にとりつき,腐らせ,分解して栄養にします。(このようなキノコを「木材腐朽菌」といいます。) しかしナラタケの木材腐朽力は強く,時にはサクラやカラマツなどの生きた木の根にも取りついて,木を枯らしてしまいます。  ナラタケは,針金状の「菌糸束」を地中に伸ばして,生育範囲を拡大し,栄養となる樹木や枯れ木を探します。この模型では,細い根のようなナラタケの菌糸束がツチアケビの白くて太い根にとりついて栄養をとろうとしているようにみえます。ところがツチアケビは逆に,菌糸束を通じてナラタケから栄養分をうばうことができます。いわば返り討ちです。ツチアケビなど葉緑体をもたず,自分で栄養を作ることができないランの仲間(無葉緑ラン)は,菌類・キノコから栄養をうばって生きているのです。

ナガエノスギタケとモグラ

(レプリカ(場面模型))

ナガエノスギタケとモグラの巣 ナガエノスギタケは、とても柄の長いきのこです。地上部は普通のきのこのように見えますが、柄の根元が、土の中にとても長く伸びているのです。いったいどこからこの柄が伸びているのかというと、モグラの巣の、「便所」からなのです。モグラはきれい好きで、寝床から離れたところに、便所をつくるのです。ナガエノスギタケはモグラの便所から栄養をとって暮らしているのです。その様子を、精密なレプリカで再現しています。



  

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