鳥取県日野振興局が主催する「若手林業従事者研修会」が、28日に日野町秋縄、日南町中石見の林業の現場などでありました。
この日は、日野・西部管内の11事業体から若手の林業従事者約30人が集い、新しい路網計画や作設する上でのポイントや、木材を効率よく伐採し搬出する作業システムについて現地検討を行った後、意見交換を行い、理解を深めました。
現地検討では、日野振興局の職員から現地の作業道や間伐の作業システムの説明の後、講師の元舩越産業有限会社(現 鳥取日野森林組合)石原鉄也土木部長から、路網計画の基本や山の湧き水とけんかをしないための排水技術や崩れにくい鳥取式作業道の作設技術などの説明を受けました。
その後、5班に分かれそれぞれの現地での良い点や改善・工夫を要する点など青年林業士の助言を得ながらグループ討議を行い、意見交換を通じて理解を深めました。
この意見交換会に参加された、鳥取日野森林組合の長谷川拓馬さんは「作業道を開設する際には、水処理についてよく工夫してやりたい」と話されていました。
日南町中石見における現地検討の様子
班に分かれてのグループ討議