第2回万葉の郷とっとりけん全国高校生短歌大会

 令和2年12月13日、米子コンベンションセンター国際会議室において、第2回万葉の郷とっとりけん全国高校生短歌大会を開催しました。当日は、全国的な新型コロナウイルスの感染拡大状況を考慮し、県外チーム、及び審査員の先生方はオンライン参加となりましたが、各参加チームから発表される思いの込もった作品や、工夫を凝らしたパフォーマンス動画による熱戦が繰り広げられ、審査員の先生方からは、丁寧で熱意ある講評をいただきました。

  

大会動画

大会の様子を、動画でご紹介しています。ぜひご覧ください!

(YouTube「とっとり動画ちゃんねる」へリンクします。)

青春を短歌に込めて~【ダイジェスト】第2回万葉の郷とっとりけん全国高校生短歌大会

…大会の様子をダイジェストでご紹介します。(約6分)

青春を短歌に込めて~【全編】第2回万葉の郷とっとりけん全国高校生短歌大会

…大会の様子をご紹介します。(約2時間55分)

青春を短歌に込めて~【パフォーマンス動画】第2回万葉の郷とっとりけん全国高校生短歌大会

…大会当日はトーナメント方式で対戦したため、準決勝・決勝のために準備していた動画を発表できなかった参加チームがありますので、こちらでご紹介します。なお、参加チームの了解が得られたもののみとなります。(約22分) 

当日パンフレット

審査員

大辻隆弘 氏(歌人・「未来」選者・現代歌人協会会員・現代歌人集会理事)
穂村 弘 氏(歌人・歌誌「かばん」所属・日経新聞歌壇選者)
江戸 雪 氏(歌人・「塔」短歌会選者)

開催結果

内容 チーム名  高校名 
優勝 菖蒲

渋谷教育学園渋谷高等学校・

三重県立津高等学校

準優勝 高田PLANTS 高田高等学校
第3位 八高文藝部 青森県立八戸高等学校
しののめ三人娘 鳥取県立鳥取東高等学校
パフォーマンス特別賞 菖蒲

渋谷教育学園渋谷高等学校・

三重県立津高等学校

しののめ三人娘 鳥取県立鳥取東高等学校

決勝

題 先鋒「待」 中堅「山」 大将「和」

判定 2対1で緑側(菖蒲)の優勝

役割

緑側:菖蒲

(渋谷教育学園渋谷高等学校・

三重県立津高等学校)

白側:高田PLANTS(高田高等学校)

先鋒 永遠にアップルパイが焼けるのを待ってたいから焼けなくていい

勝井 七海

待ち針がぷつりと人差し指を刺す赤い点は反抗の痕

岸本 花梨

中堅 手のうちで山脈となる文庫本ひとひらひとひら拓かれてゆく

岡 奎那

沢山の視線がわたしに刺さるとき終章のように脈打つ心臓

長﨑 桃子

大将

飽和した懺悔予備軍 母親の除毛シェーバーまた借りており            

嶋津 岳大

ラウンジの紅茶は和音が溶けていて旅が傾いていく夕暮れ

亀谷 柊瑠

                                  

準決勝

 題 先鋒「夢」 中堅「風」 大将「新」

 第1回戦(2対1で緑側(菖蒲)の勝利)

役割

緑側:菖蒲

(渋谷教育学園渋谷高等学校・

三重県立津高等学校)

白側:しののめ三人娘

(鳥取県立鳥取東高等学校)

先鋒

夢たちが溺れ消えゆく朝の陽の中でわたしは四肢とりもどす

勝井 七海

夢にまで出てくるほどに気になってやっぱり食べる期間限定

田中 綾音

中堅 視界から消えゆく柔き後ろ髪 風林火山の風だあなたは

嶋津 岳大

ふんわりと風に揺られる鈴蘭に未来の私をききたくなった

市村 恵奈

大将

うつむいて顔の見えない友の髪 新種のさかなのように艶めく

岡 奎那

驚いたあと一年で十八歳こんな私が新成人に

山本 菜摘

 第2回戦(2対1で緑側(高田PLANTS)の勝利)

役割

緑側:高田PLANTS

(高田高等学校)

白側:八高文藝部

(青森県立八戸高等学校)

先鋒

夢の端を固めるように冷水を口に含めば張り詰めゆく朝

長﨑 桃子

私から今日こそはって誓うけど足踏みしててまだ夢の中

村上 陽

中堅

自転車をぐわりと漕げば真っ白なカッターシャツは風をはらんで

岸本 花梨

カランコエ描く君のマフラーを風になびかせ朝を彩る

林崎 千藤

大将

めきめきと秋めいて聴くトッカータ テーブルクロスを新しくする

亀谷 柊瑠

新しいくつに名前を書くように震えるペンで書く志望校

宮下 透子

準々決勝

題 先鋒「光」 中堅「家」 大将「育」

※作品は、当日資料の「準々決勝作品」をご覧ください。(PDFファイル842KB)

第1回戦(2対1で緑側(菖蒲)の勝利)

緑側:菖蒲(渋谷教育学園渋谷高等学校・三重県立津高等学校)

白側:ちーむあかま(宮城県宮城第一高等学校)

第2回戦(2対1で緑側(しののめ三人娘)の勝利)

緑側:しののめ三人娘(鳥取県立鳥取東高等学校)

白側:吟遊歌人(神奈川県立光陵高等学校)

第3回戦(2対1で緑側(高田PLANTS)の勝利)

緑側:高田PLANTS(高田高等学校)

白側:星野高等学校C(星野高等学校)

第4回戦(1対2で白側(八高文藝部)の勝利)

緑側:両手に紫草(鳥取県立鳥取東高等学校)

白側:八高文藝部(青森県立八戸高等学校)

審査員特別賞

 内容 氏名  作品

審査員特別賞

大辻隆弘賞

鳥取県立

鳥取東高等学校

2年 森本 有咲

バスに乗る時間が長くなるたびに周りの木々が大きく育つ

審査員特別

賞穂村弘賞

神奈川県立

光陵高等学校

1年  山田 千鶴

黄昏の浜に別れを告げた時光押し出す波が見えたの

審査員特別賞

江戸雪賞

神奈川県立

光陵高等学校

1年  小野 愛加

私かて家族に内緒で泣いてるよ絡まったままイヤホンつけて

入選作品

当日の様子

【開会】平井伸治鳥取県知事のあいさつにより開会しました。

知事あいさつ 写真

【本戦:パフォーマンスの発表】対戦チームは、自由なパフォーマンスで短歌を発表しました。

パフォーマンス発表写真 

【本戦:質疑応答】作品について、審査員の先生方からコメントをいただく中で、新しい発見もたくさんありました。

質疑応答写真 質疑応答 写真

【本戦:判定】決勝戦の判定です。ハイレベルな戦いになりましたが、優勝はどっち!?

判定 写真

【結果発表】受賞された皆さんおめでとうございます!審査員の先生方から、心のこもった講評がありました。

結果発表 写真 講評 写真

【閉会】短歌の面白さを感じながら、楽しい時間が過ごせました。ありがとう~さようなら~!

閉会 写真

  

最後に本ページの担当課
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