果樹班の活動紹介
梨「新甘泉」ジョイント栽培 (江府町)
日野郡では、冷涼な気候を活かし、リンゴ、ブルーベリー等果樹が栽培されてきましたが、梨は雪・霜のため栽培できないとされていました。そのような中『O農業公社』(江府町)が、平成26年から「新甘泉」(13a)のジョイント栽培を開始し、これが郡内初の梨栽培となりました。このほ場は、管理を農業公社の職員が行う梨のモデル園となっています。
現在、変形硬果、胴枯れ病、キクイムシ等様々な課題が上がっていますが、普及所や試験場等の支援の下、約3tの果実を出荷するほ場となっています。
一方、江府町は県外から地域おこし協力隊を募り、梨づくりの研修を実施してきましたが、普及所では研修に係る支援も行ってきました。それと併せて、モデル園とは別に新規ほ場(50a)を造成し、将来梨の担い手として自立する準備を行っており、普及所では、植付からジョイント栽培に係る接ぎ木や排水対策などほ場整備に係る支援も実施しています。
1.日野郡で初めての梨栽培の確立を目指し、農業公社職員への栽培管理支援
2.ジョイント栽培技術の実証と改良
3.梨づくり担い手の確保と育成支援

モデル園の苗木植栽時の状況

モデル園での交配作業の様子