総合支援班の活動紹介

新規就農者等の育成確保と早期自立支援

　日野郡の農業の担い手は過疎化・高齢化で加速度的に減少しており、新たな担い手としての新規就農者・親元就農者（家族農業経営の後継者）の育成確保は地域の最重要課題となっています。

　日南町では、平成２３年から令和６年までに（一財）日南町産業振興センター（以下、「産業振興センター」）の農業研修修了生２４名が就農しています。普及所では、就農者の経営の早期安定自立支援を目指し、就農後の栽培・経営指導だけでなく、就農前の農業研修生からの研修体制をより充実したものに改善するための支援を行っています。

　また本普及所では、日野郡全体での就農者確保を目標に、日野郡新規就農担当者会議を定期的に開催し、日野郡３町とJAとで情報交換を行いながら、管内で関係機関が連携した取り組みも始まっています。

農業研修生向け研修（農業機械）

日野郡就農セミナー（現地見学会）

中山間地農業の作業改善の推進

　農業では肉体的にきつく感じる作業が多く、栽培規模を縮小される生産者もおられ、管内の生産者からは、農作業の軽労化や作業改善のニーズが高まってきています。

　本普及所では、管内の主要生産品目について現地のニーズを踏まえて産地の維持発展や高齢化に対応し、身体負担の少ない働き方、作業の改善、軽労化を推進するとともに、担い手や新規栽培者が取り組みやすい作業体系、効率よく快適な作業方法の構築を目指します。