星取県の美しい星空を語り伝える人材「星空案内人」を養成する「星空案内人資格取得講座」を、令和7年10月に開講します。
星空案内人を目指したい方はもちろん、星が好きで自分の知識をもっと深めてみたい方、星空案内のスキルを上げたい方など、ぜひ、この機会に受講してみませんか?
<星取県で活躍する星空案内人を目指すために>
県内のすべての市町村で天の川が観測できるほどの美しい星空に恵まれた星取県において、故郷の星空の素晴らしさや、美しい星空が見える環境を守っていくためには、多くの人にその魅力を伝え、星空への関心を高めていくことが大切です。
その役割を担うことを期待されているのが「星空案内人」です。星空案内人資格取得講座を通じて、星や星座についての基礎知識はもちろん、天体観測に必要な天体望遠鏡の使い方など、幅広い分野の知識や技術を学ぶことができます。
受講後は、県内各地域で開催される星空観察会などで実際に活動していただくことを期待しています。
写真:昨年(2024年)の講座の様子
講座の募集要項
<講座で取得できる資格:星空案内人(準案内人)>
この講座では、所定の講座の受講および単位認定レポートの合格をもって星空案内人(準案内人)の資格を取得することができます。星空案内人(準案内人)の次の段階である星空案内人の資格取得のための試験等は、本講座終了後に実施します。そちらに関するご案内は、講座最終日の認定式で行います。
※星空案内人資格制度の詳細は、以下の特定非営利活動法人星のソムリエ機構の公式サイトでご確認ください。
https://sites.google.com/site/hoshizoraannaishikakunintei/
〇開催日程・会場
開催日程 |
講座名 |
会場 |
10月24日(金) |
さあ、はじめよう
星座の文化に親しむ
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エースパック未来中心セミナールーム1
(倉吉市駄経寺町212-5)
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10月25日(土) |
望遠鏡のしくみ
【実技】
望遠鏡を使ってみよう
星座を見つけよう
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エースパック未来中心セミナールーム1
(倉吉市駄経寺町212-5)
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10月26日(日) |
宇宙はどんな世界
【実技】
星空案内の実際
認定式
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エースパック未来中心セミナールーム1
(倉吉市駄経寺町212-5)
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〇講座の定員:16名(※希望者多数の場合は抽選)
〇講座の受講料:無料
〇応募できる方:鳥取県内在住の高校生以上の方
〇応募締切:令和7(2025)年10月2日(木)13時00分
〇応募方法:株式会社日本旅行(共催者)の以下のサイトからお申し込みください。締め切り後、希望者多数の場合は抽選にて受講者を決定いたします。全ての方に抽選結果をご連絡いたします。
受付サイト(株式会社日本旅行)はこちら ⇒ https://va.apollon.nta.co.jp/starsommelier_tottori/joho
<講座のチラシ>
講座のチラシ (jpg:1703KB)
<講座の実施体制>
・主催 : 鳥取県
・共催 : 株式会社日本旅行
・協力 : 鳥取市さじアストロパーク、株式会社ビクセン
・お問い合わせ先 : 鳥取県 環境立県推進課 星空環境推進室
電子メール:kankyourikken@pref.tottori.lg.jp
電話:0857-26-7409
応募にあたっての注意事項
・募集締切後、希望者多数の場合は抽選 にて受講者を決定いたします。 全ての方に抽選結果をご連絡いたしますのでメールの受信設定をお願いいたします 。なお、締切後にキャンセル等により空きが出た際に、告知なく募集を再開する場合があります。
・講座受講は資格取得を確約するものではありません。
・講座の日程や会場、講師について、やむを得ない事情により変更する場合があります。また、災害発生時や感染症の拡大時には、講座自体を中止する可能性があります。
実施のスケジュール
星空案内人(準案内人)になるためには、必須科目のすべて、及び選択科目4科目のうち3科目以上の受講が必要です。理解を深めるために、全講座を受講することも可能です。

講師のご紹介
◆田所 絵里 氏(「さあ、はじめよう」担当)
日本旅行宇宙事業推進チームに所属。星空案内人(星のソムリエ®)。星空イベントの企画や星空案内人資格認定講座の運営を担当。年間100回以上の星空案内や講師を担当。株式会社ビクセンにて望遠鏡の案内スタッフも経験。宇宙に関わるワークショップの考案・実施、学校様向けの宇宙クラスの講師、星空を楽しめる宿認定制度の運営を担当、月に1度、東京都浜松町にある「宇宙の店」でお話会&観望会を担当など活躍中。
◆永田 美絵 氏(「星空の文化に親しむ」担当)
コスモプラネタリウム渋谷チーフ解説員。大学卒業後、天文博物館五島プラネタリウムに就職。現在株式会社東急コミュニティー運営のコスモプラネタリウム渋谷でチーフ解説員として日々宇宙を語っている。NHKラジオ第一「子ども科学電話相談」の天文・宇宙関連を担当。東京新聞連載「星の物語」を執筆中。「星と宇宙の不思議109」「太陽系の不思議109」偕成社、「はじめよう星空観察」NHK出版、「カリスマ解説員の楽しい星空入門」筑摩書房など多数出版。
◆新木 義人 氏(「望遠鏡のしくみ」担当)
株式会社ビクセンリレーションマーケティング部ソラプロジェクト課所属。星空案内人(星のソムリエ®)。大学時代を星の綺麗な高知で過ごし、科学教育・天文教育への進路へ進む。2018年より科学館にてプラネタリウム解説員として勤務。2023年よりビクセンへ入社、ソラプロジェクト課で星空イベントのガイドや企画立案を担当。星のソムリエとして全国各地のイベント会場にて、星空のガイドをおこなう。
◆新田 浩志 氏(「望遠鏡を使ってみよう」担当)
星取県星空案内人資格取得講座1期生。同講座認定の星空案内人(星のソムリエ®)第1号。日南町で自然環境を活用した遊びを提供する有志グループ遊四季多里(ゆうしきたり)を立上げ、星空観望会や化石採取体験、自然科学遊びなどのイベントを行っている。移住者との会話から満天の星が見える環境は残すべき財産であると感じ、星空案内人をめざした。観望会で土星を観て興奮した子供が地面に絵を描いて親に説明する姿や、自身が手作りした望遠鏡で観た月の姿にビックリして何度も覗き返す子供たちの姿に案内人としての遣り甲斐を感じる。
◆相本 実 氏(「星座を見つけよう」担当)
1965年山口県生まれ。さじアストロパーク副所長。中学生の時に友人が望遠鏡を購入し、その時に木星とおおいぬ座の1等星シリウスを見せてもらった事をきっかけに興味を持つ。現在は、さじアストロパークで昼間はプラネタリウムで星の解説、夜間は103cm大型望遠鏡で星の観察会を行っている。特に園地での星座解説は目で本物の夜空を楽しむ場ですので「自分も楽しく、お客様も楽しく」を心掛けて実施している。
◆竹内 彰継 氏(「宇宙はどんな世界」担当)
米子高専教養教育部門教授。1961年滋賀県大津市生まれ。京都大学理学博士。小学校時代からの憧れであった天文学者となる。太陽物理学、宇宙電磁流体力学が専門。最近は、米子高専科学部を指導し、月刊天文ガイドの写真コンテストで合計24回入選させ、新型の天体観測用分光器を開発させて国際学生科学技術フェアの物理学・天文学分野で優秀賞4等に入賞させた。また、アマチュア天文家に天体分光観測を広める活動も行っている。
◆中島 修 氏(「星空案内の実際」担当)
東京都出身。明治大学商学部を卒業し、株式会社日本旅行に入社。主に法人セールスを担当し、小学校の遠足から数百名規模のヨーロッパ案件まで様々な添乗業務も経験。2011年にJAXAのロケット打上げ支援業務で人生初の打上げを体感し、宇宙の圧倒的なスケールに魅了されて宙の世界へ。宙の可能性と楽しさを沢山の方へ届けたいという思いを胸に、社内に宇宙事業の専門部署を立ち上げる。現在は宇宙ビジネスへの挑戦と宙ツーリズムの市場拡大に努めて活動中。総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者、星のソムリエ®、JAXA宇宙教育リーダー、天体望遠鏡マイスター。(一財)宙ツーリズム推進協議会事務局担当。