コロナ前の活況を呈するTAIFEX 2022
こんにちは。鳥取県東南アジアビューローの辻です。
タイ政府は6月23日にそれまでタイ入国のために必要とされていた「タイランドパス」を廃止すると発表し、ワクチン接種済みであることのみを条件として本格的に外国人の受け入れを再開しました。国内の経済活動、社会活動もほぼコロナ前に戻った様子です。そんな中、数ある展示会の中でも高い人気を誇る食品の展示会「THAIFEX 2022」が約2年ぶりに開催されました。今回は「THAIFEX 2022」についてお伝えします。
東南アジア最大級の国際総合食品見本市THAIFEX 2022
2022年5月24日‐28日の5日間にわたって、バンコクの北側にあるムアントンタニー県の展示会場「IMPACT」で開催されました。THAIFEXは東南アジア最大級の国際総合食品見本市といわれ、タイ国内外からの来場者も多い見本市です。コロナ禍が始まった2020年は5月開催を9月に延期しましたが、参加企業数は189社、2021年はコロナの影響を鑑みてオンラインのみの開催となりました。リアルの展示会は約2年ぶりの開催です。
ジェトロ Japan パビリオン
主催者の発表では今年度の参加企業は1603社(海外881社、タイ国内722社)、開催期間5日間の来場者は111か国から51,535名、海外からの来場者上位5か国はマレーシア、ベトナム、シンガポール、韓国、インドとのことでした。コロナ前の2019年のTHAIFEXは参加企業2500社、来場者62,000名(過去最高の来場者数)でしたのでそれには及びませんでしたが、実際に会場を訪れてみるとコロナ前の活況が戻ってきたことを強く感じることができました。
試食に集まるヤマサ醤油のブース
日本からはJapanパビリオンとしてJETROが用意したブースに17社が出展していました。内容は和牛・海産物・水産加工品・お茶・大豆ミート・ラーメン・豆乳・果汁・サプリメントなど多岐にわたります。開催期間5日間のうち、最終日はバイヤーだけでなく一般消費者も入場可能なため、コロナは終了したのか?と間違えそうなほど多くの来場者でごった返していました。私が訪問した時にはシークワーサーの試飲コーナーには多くのタイ人の方々が集まっていました。このブースに限らず、試飲・試食コーナーは大人気で、食品展示には試飲・試食、そして使い方の提案が欠かせないことを実感しました。
Japanパビリオンでのシークワーサー試飲
コロナ後も増え続ける日本食店
もはやタイに浸透した日本食ですが、コロナはどんな影響を与えたのでしょうか?コロナ禍のタイにおいて日本食店の撤退もありましたが、実態はどうなっているかというと新規の出店もあり、日本食店の数自体は減少していません。2020年の数字になりますが、JETROのタイ国日本食レストラン調査2020によれば、コロナ禍の2020年はタイ国内で4,094店舗と前年から12.6%の増加しています。バンコクは2,105店舗と前年から5.6%の増加、地方は1,989 店舗と前年から21%増加しています。この2年間、観光客が入ってこなかったり、接待需要が激減して高価格帯の日本食店は特に苦戦していましたが、それもターゲットをタイ人に絞り、「OMAKASE」コースを採用して、食材の在庫管理・SNSの活用をうまくしながら新規マーケットを開拓し、乗り切ったお店も多くあり、この2年の間に「OMAKASE」という日本語がすっかり定着した感があります。
日本人経営の高価格帯の店にみならず、
2022年に入ってローカルエリアのタイ人経営のすし店でOMAKASEメニュー登場
バンコク中心部では良い立地に空き店舗が出ることもあり、そこに新規の居酒屋や日本食店がオープンするというケースも多く目にします。また最近のタイの健康志向のためか、関西風の薄味の出汁のうどん店がタイ人の若者で満席ということもありました。このコロナ禍はタイに日本食の本物志向を運んできたかもしれません。
ラーメン1杯350THB++(約1580円)でも午後2時、タイ人の若者は行列(写真左)
奥はタイで人気の居酒屋剣心。手前の空き店舗に日系居酒屋オープン(写真右)
人気の和食店「てっぺん」はタイ入国規制緩和とともに一軒家の新業態オープン
THAIFEXのJAPANパビリオンの募集は例年12月、1月ごろ行われているようです。
単独出店も可能です。2023年は5月23日―27日開催予定です。ご関心のある方はTHAIFEXのHPをご確認ください。
https://thaifex-anuga.com/en/
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