秋は気温も涼しく、紅葉が色づき登山やハイキング、キャンプなどで賑わう季節ですが、夏登山とは異なるリスクがあります。ぜひ参考にしていただき、秋山登山に備えてください。
(1)日の短さに注意
秋は日照時間は短くなります。日没後の登山は非常に危険が伴い、道迷いや滑落などの事故に直結します。初心者ほど秋山登山では余裕を持ったスケジュールとし、早め早めの行動を心がけるようにしましょう。行動時間が短くなるので、必ず予定をしっかり立て、山に入りましょう。
(2)天候の急変に注意
秋の山の天候は変わりやすく、突然の雨や急激な気温の変化など、危険を伴う出来事に繋がる恐れがあります。また、標高の高い山では雨から雪に変わり、冬のような寒さになるものの、晴れた時には夏のように暑くなる為、晴天と悪天の差が大きいのも秋山の特徴。山岳気象予報の専門サイト等で事前にしっかり情報収集しましょう。
(3)秋登山の持ち物は念入りに準備を
絶対に軽装では山に入らないでください!前述の通り、天候が変わりやすく温度差もある為、服装は特に重要です。雨具や防寒具がないと、致命的になる可能性もあるので必ず用意をしましょう。
(4)野生生物に注意
秋は野生動物が冬眠に備えて活発に餌を探す時期です。特に熊は冬眠するために餌を求めて里山にも出没する事があります。万が一出くわしてしまったら、なるべく熊を刺激しないようにしてゆっくりとその場を立ち去りましょう。
秋山の特徴を知って、安全に紅葉登山を楽しみましょう!
○登山届の提出を
山は危険と隣り合わせです。スムーズな救助活動につながる登山届は、命を守るために必ず提出しましょう。
大山の登山届は県警ホームページから提出可能です。登山アプリ「コンパス」を利用すれば、全国の山域の登山計画をパソコンやスマートフォンで簡単に作成、提出できます。
<登山上の注意ポイント>
☆登山計画は必ず立て、登山届を提出
インターネットで大山の登山届
登山アプリ「コンパス」
☆体力や技能に合わせ、余裕のある計画を
☆水、食料、雨具、防寒具、ライトなど必要な装備品を準備
☆携帯電話など緊急時の連絡手段を必ず確保
☆登山コースの状況や気象条件に応じ下山するなど冷静な判断を
大山登山情報(鳥取県警ホームページ)