特集/遊び・ふれあい・発見・創造 ~鳥取砂丘こどもの国 開園50周年~

  チュウブ鳥取砂丘こどもの国が5月5日、開園50周年を迎えました。親子が安心して楽しめる施設として長年親しまれてきましたが、このたび大幅なリニューアルで新たな遊び場が加わりさらにパワーアップ。いつの時代も変わらぬ子どもたちの笑顔が弾けます。
大型遊具、ドリームキャッスルで遊ぶ子供たちの写真
2000年のリニューアル時に設置された大型遊具「ドリームキャッスル」。平日も遠足などで来園した園児が元気に遊ぶ姿が見られます

遊具で遊ぶ子供たちの写真

多彩な遊具、工作体験も人気

  約19ヘクタールの広々とした園内は、いつも子どもたちの歓声が響いています。3月の晴れた日、お別れ遠足で来園した鳥取市内の保育園の年長児は、芝生のわんぱく広場で思い切り走った後、人気の遊具「パイレーツシップ」で海賊になりきりながら大はしゃぎしていました。
  さまざまな遊具やサイクルモノレール、バッテリーカーなどの乗り物があり、成長や発達に合わせた遊び方が可能。倉吉市から3歳の娘と両親で訪れた家族は「子どもは体を動かすのが好きなのでよく来ます。遊具がいっぱいあるのが魅力」と語ります。
  雨の日でも遊べる屋根のある空中回廊式遊具や、木工工房や砂の工房での工作・陶芸体験も人気。週末には、芝生の広場や多目的ホールで多彩な子ども向けイベントも開催されています。
  「オアシスをつくろう」と1973年に開園した鳥取砂丘こどもの国。今では小さい子どもから大人まで、誰もが楽しめる施設として親しまれています。

そうぞう館を利用していた親子
そうぞう館を利用していた親子の写真
年間パスでよく利用しています。自然がいっぱいで、小さい子どもが使いやすいトイレも充実。しっかり管理してあるので、子どもを思い切り遊ばせられます。

木工工房スタッフ
木工工房スタッフの写真
木工パーツはすべて職員の手作り。ウェルカムボードや恐竜カーなどが人気で小さいお子さんもキーホルダーやマグネットなどを制作できます。

子どもの笑顔と共に

  鳥取砂丘こどもの国は明治100年記念事業として計画し、1973年5月5日に創設。たくさんの子どもたちを笑顔にしてきました。長年働くスタッフが、懐かしい写真を見ながら思い出を振り返ります。
  開園当初は古代都市をイメージした「ビニシェル」と呼ばれるコンクリートドームが立ち並び、砂丘について学べる砂丘自然科学博物館や120の観覧席を備えたプラネタリウム、宿泊棟などに利用されました。
  90年頃から働く鍜治川大禎さんは「課外授業で訪れる小・中学生は、砂丘館やプラネタリウムで学習した後に遊具で遊ぶのがお決まりのコース。「そろばん滑り台〞が人気でした」と思い起こします。
  当時はサイクリング用のコースがあったことから、祖父母と一緒に自転車の練習をする子どもの姿も。週末は家族連れが来園し、回転式のブランコ「フライングスインガー」といった遊具が人気を集めました。
  2000年のリニューアルでドームは撤去され、多目的ホールや木工工房を新設。ゲートや遊具も刷新し、ほぼ現在の姿になりました。リニューアル時から働く山田洋子さんは「昔と比べてお父さんも一緒の来園が格段に増えました。お父さんだけでお子さんを連れて来るのも今では普通の光景です」と、子育てのスタイルの変化を感じています。
  一方で、いつの時代も変わらないのは力いっぱい遊ぶ子どもたちの姿です。スタッフが大切にしているのは、子ども目線を忘れないこと。子どもが何を思い、どうすれば気持ちよく過ごせるかを考えることで、施設は常に進化を続けています。
  50周年を迎え、「より家族の思い出に残る施設に」と山田さん。鍜治川さんは「魅力を広く知ってもらい、これからもさらにたくさんの人に訪れてほしい」と願っています。

コンクリートドームの写真
特殊な工法で建築されたコンクリートドーム。現在は一棟のみ、トイレとして残されている

1982年のこどもの国園内の様子
たくさんの家族連れでにぎわう園内(1982年)

そろばん滑り台で遊ぶ子供たちの写真
人気を集めたそろばん滑り台

思い出を語り合う鍜治川さんと山田さんの写真
思い出を語り合う鍜治川さん(左)と山田さん

小さな子どもも!リニューアルでさらに充実

  開園50周年を記念して、小さな子どもたちも思い切り遊べるように「ちびっこエリア」を新設しました。誰でも安心して楽しめる遊具や屋根のある遊び場を備え、よりユニバーサルな施設を目指します。
  目玉として、「とっとりふるさと大使」のサンドとアローラサンドをモチーフにした「サンド公園」がオープン。株式会社ポケモンから寄贈された遊具11点などが整備され、ポケモンファンの聖地となることも期待されます。
  「インクルーシブ公園」では、あらゆる子が楽しめるように遊具が工夫されています。保護者や介助者も一緒に滑れる幅の広い滑り台などを備えた複合遊具や、転落防止用のベルト付きブランコ、車いすから乗り移りやすく、姿勢の保持が難しい子も一緒に楽しめる回転遊具「オムニスピナー」を設置しました。
  これからも子どもたちの思い出の場所としてさらに愛されるように、チュウブ鳥取砂丘こどもの国は進化していきます。

サンド公園(イメージイラスト)
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インクルーシブ遊具、複合遊具(イメージ)
インクルーシブ遊具、ブランコ(イメージ)
誰でも使いやすいように設計されたインクルーシブ遊具(イメージ)

50周年記念式典

【日時】 5月5日(金) 午前9時30分から
【会場】 わんぱく広場(こどもの国内)
【内容】
●50周年記念ステージ
スペシャルゲスト
「おかあさんといっしょ」第11代目 体操のお兄さん
小林よしひさ さん(よしお兄さん)
小林よしひささんの写真
●こども発表会(鳥取第三幼稚園)
●50周年思い出の写真展
【日時】 4月1日から5月31日
●50周年クイズラリー
【日時】 4月1、4月29日、5月5日

小学生以下に入園記念品プレゼント 先着500人

チュウブ鳥取砂丘こどもの国

鳥取市浜坂1157‐1
電話 0857‐24‐2811 ファクシミリ 0857‐24‐2812
休園日 毎月第2水曜日(8月は無休)、年末年始(12月29から1月1日)
入園料 大人500円 中学生200円 小学生以下無料(土日祝日は大学生まで無料)
http://kodomonokuni.tottori.jp/

【問い合わせ先】 県庁子育て王国課
電話 0857‐26‐7573 ファクシミリ 0857‐26‐7863
メールアドレス kosodate@pref.tottori.lg.jp



 

 

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