1、はじめに
令和5年6月28日、鳥取県立倉吉農業高等学校にて、校内の舗装未整備区間の舗装工事体験学習が開催されました。アスファルトは短期間で完全に固まってしまうため、完成品を見ることがほとんどです。施工中のアスファルトを見れる機会は大変貴重だ!ということで、実際に体験へ行ってきました。
2、体験内容
工程(1) 路盤を掘削する
道路の土台となる路床や路盤をつくるため、まずは施工エリアを掘り返します。(今回は時間の都合上、すでに施工してありました。)掘削後、ローラーなどで締固めします。
工程(2) 砕石の敷き均し
掘った穴に砕石を敷き詰め、路盤を形成します。(今回の路盤高さは10cmのため、砕石はRC-30を使用。)今回の施工場所の用途は駐車場のため、勾配をつけながら砕石を敷きました。
工程(3) 路盤を転圧する
砕石密度を高く維持するために路盤を転圧します。転圧が不足してしまうと、地盤沈下が起こる原因になるので大切な工程だそうです。
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工程(4) 乳剤(プライムコート)を撒く
路盤とアスファルトの接着剤の役割を果たすものです。手や服についてしまうと、一生取れないため気を付けるようにと再三注意を受けました!
工程(5) アスファルト合材を敷きならす
アスファルトを敷き詰めていきます。工事完成後、沈下することを見越して前もってアスファルトの仕上げ面をかさ上げする「余盛り」と呼ばれる作業をします。
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工程(6) アスファルト舗装を転圧する
敷かれたばかりのアスファルトは空気が混じって柔らかくフワフワしているため、ローラーや振動機を使ってしっかり空気を抜き、踏み固めていきます。
十分に踏み固めたあと、アスファルトが冷えて硬化すれば完成です。
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3、最後に
小雨の中、気温も湿度も高い環境での作業でした。水分補給や小休憩もありましたが、体験するだけでもクタクタになりました。炎天下の中、効率よく高精度な施工行っている施工員の方々に感服しました。
アスファルトの出来形検査など業務に生かします。