県政トピックス<とっとり安心ファミリーシップ制度創設>

自分らしさ認め合える社会へ
とっとり安心ファミリーシップ制度創設

すべての人が、それぞれの自分らしさに誇りを持ち、お互いを認め合える社会。そんな社会の実現を目指すひとつのステップとして、「とっとり安心ファミリーシップ制度」の運用が始まっています。

「家族」繋ぐ制度目指して

  現行法では、戸籍上の性別が同じ人同士の婚姻は認められていません。しかしLGBTQをはじめとする性的マイノリティの中には、同性婚を望む人も少なくないのが実態です。
  県では、性的マイノリティのカップルが家族として協力し合う関係にある旨を届け出ることができる「とっとり安心ファミリーシップ制度」を創設しました。
  この制度は、子どもや親も含む「ファミリー」を対象とする点が特長で、届出者とその家族がいわゆる事実婚関係の家族と同等の行政サービスを受けられることを目指しています。

誰にとっても「自分ごと」

  「SOGIESC」という言葉をご存じでしょうか。「性的指向」「性自認」「性表現」「身体の性的特徴」を指し、多数派であるか少数派であるかに関わらず「すべての人にとっての性の在り方」を表す言葉です。
  自分らしさと向き合うことは誰にとっても「他人ごと」ではありません。すべての人が性の多様性について考え、認め合える社会を目指し、制度の浸透を図るとともに、今後もさまざまな施策に取り組んでいきます。

制度のポイント

○宣誓ではなく届出制
電子申請、郵送での手続きが可能 ⇒窓口等での対面手続きが不要!

○パートナーだけでなく子、親も含む「ファミリー」が対象(親も届出対象とするのは都道府県で初)
⇒県立病院での病状・治療方針の説明や県営住宅への入居等の行政サービスが利用しやすくなります

○市町村との連携によりサービス内容の拡充を予定
とっとり安心ファミリーシップ制度のQRコード

鳥取県LGBTQ寄り添い電話相談窓口
  あなたやご家族、友人に寄り添う、専用の相談窓口を開設しています。多様な性の在り方についての悩みや困りごと、心配ごとなどがあれば、まずはお気軽に話してみませんか。

電話 0120-65-1010
開設日時(毎月)
第1・3水曜日 午後6時から8時
第2・4土曜日 午後3時から5時

鳥取県LGBTQ寄り添い電話相談窓口のQRコード

当事者もそうでない人も、一緒になって考えていけたら

任意団体ゆるしか代表
田中(たなか) (ある)さん

多様な性を認め合う社会づくり研究会メンバーとして、とっとり安心ファミリーシップ制度の創設に参画
田中或さんのイラスト

  県内の学校などを中心に性の多様性についての講演活動を行っています。人によって受け止め方はさまざまですが、多様な性を知る、考えるきっかけになればと思っています。
  研究会では、当事者にとって身近で使いやすい制度となるよう意見を交わしました。例えば、鳥取県のような地方では都市部以上に役所等での対面手続きに抵抗がある人も多いのではとの声を踏まえ、非対面で届出できる方法が提案されました。研究会でのさまざまな意見が制度に反映されたことは、すごく心強いですね。
  制度ができて終わりではなく、まずは広く認知されることが大切ですし、議論が広がって深まって制度の在り方もさらに良い形に変わっていくといいなと願っています。

任意団体ゆるしか
  2019年から講演活動や居場所づくり活動をしている任意団体。「ゆるりと、しっかり、かくじつに。」
任意団体ゆるしかのロゴ
メールアドレス tanaka.qra@gmail.com

【問い合わせ先】 県庁人権・同和対策課
電話 0857-26-7121 ファクシミリ 0857-26-8138



 

 

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