▲鳥取県立美術館ホームページ
鳥取県立美術館が開館することに伴い、美術分野の移転と館内の資料移動等のため休館します。ご不便をおかけいたしますが、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。
美術分野移転後の鳥取県立博物館は、「鳥取県の『宝蔵』:鳥取県の過去を知り、ともに未来を考えていく博物館」を理念に、次の5つを使命として取り組みます。鳥取県の自然史、歴史、民俗、美術工芸の博物館として再スタートし、新たに「とっとりの美(仮称)」の展示も計画しています。新しい鳥取県立博物館の活動にご期待ください。
鳥取県の過去(自然史、歴史、民俗、美術工芸の資料)を、県民一人一人の財産として収集し、適切かつ安全な環境の下で、保存します。
資料の調査研究を継続するとともに、館内外で円滑・適切な調査研究活動が展開できる機能や環境の整備に取り組みます。また、調査研究の成果については、積極的に県民に還元します。
資料を専門分野ごとに詳しく、分かりやすく解説することはもとより、異なる分野が融合した博物館として、多面的な考察や視座を提供します。また、学芸員や研究者等との対話や交流を通じて、学びが深まるよう努めるとともに、資料は、いつでも誰でも利活用できるようにし、県民の主体的な学びに貢献します。
「ふるさとキャリア教育」の推進や「教育DX」への対応など、新たな社会的ニーズに確実に対応するとともに、博物館から離れた地域でも、学習の機会が提供できるよう努めます。
19世紀半ばの鳥取城内には貴重な美術品や歴史資料を管理保管するための「御宝蔵」という建物が実在していました。この蔵には、現在県外の機関が所蔵する国重要文化財や、県立博物館に引き継がれている初代藩主池田光仲直筆の和歌などが収められており、博物館の前身とも言えます。この「御宝蔵」を理念の根幹に据えることで、県民の財産である資料をいつまでも保存し続けることを表明します。「宝蔵」は単に資料を納めておくだけの蔵ではなく、収集した資料を適切に保存・管理し、誰もがいつでも利活用できる新しい蔵です。
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