今月上旬、太陽表面での巨大な爆発現象「太陽フレア」が7回発生しました。太陽フレアのエネルギーはすさまじく、国立天文台によると、大規模なものになると一度で全人類が使う電力の数十万年分に相当する量とのことです。
この太陽フレアの影響で、地球の磁場が乱れる「磁気嵐」が発生し、通常、緯度の高い地域でしか見られないオーロラが、日本でも見られるようになります。これは「低緯度オーロラ」と呼ばれています。
この低緯度オーロラが、何と星取県でも観測され、写真撮影に成功した方がいます。米子市児童文化センター指導員の森山慶一さんです。
撮影場所は大山町内で、森山さんによると、低緯度オーロラを撮影するには、(1)暗いところでないと写らない、(2)北天が開けていて、北に光害となるような街明かりがないなど、条件が整わないと撮影は難しいようです。
鳥取県内で滅多に観測されることのない「低緯度オーロラ」。その撮影記録はとても貴重で、快挙といえます。
【写真提供:米子市児童文化センター】