鳥取県八頭町出身の世界的な彗星ハンター、本田實(ほんだ みのる)さんは、詩人でもありました。
少年の日
一群の星に心を奪われてから
わたしは旅人になった
これは「旅人」という本田さんの詩の一節です(※)。本田さんは、1913(大正2)年、八頭郡八東村(現在の八頭町)に生まれました。10歳頃から星に興味を持つようになり、小遣いを貯めて口径28ミリのレンズを購入。望遠鏡を自作し、土星の環や木星の衛星を観測しました。八東村の星空は、本田少年の眼に、さぞ美しく映ったことでしょう。
現在、鳥取県立図書館では「星取県」をテーマにしたロビー展示が行われています(11月29日まで)。本田さんの紹介パネルや詩集をはじめ、星や宇宙にまつわる書籍が展示されています。秋の夜長を、読書と星空鑑賞で楽しんでみてはいかがでしょうか。
※本田實著, 監物邦男編『星 星尋人 本田實詩集』(2004年)所収
《展示期間》
令和6年11月1日(金)から11月29日(金)
開館時間:午前9時から午後6時30分まで
※11月14日(木)は休館日です。
※土・日・祝日および月曜日は午後5時までの開館です。
《展示場所》
鳥取県立図書館(鳥取市尚徳町101)1階ロビー
《関連リンク》(県立図書館のサイトに移動します)
【企画展示・一般】「星取県で星空めぐり~天体イベントを楽しもう~」
https://www.library.pref.tottori.jp/exhibition/101461011030-2.html