冬場はシチュー等に欠かせないブロッコリー。鳥取県内では、大山町が日本有数の産地です。今から6年前の今日、平成30年12月27日には「大山ブロッコリー」が地理的表示(GI)保護制度に登録されました。
GI保護制度とは、その地域ならではの特産品の名称を知的財産として保護する制度です。登録数は全国で148産品。鳥取県関連では大山ブロッコリーのほか、鳥取砂丘らっきょう、こおげ花御所柿、大栄西瓜、伯州美人(白ネギ)の計5産品が登録されています。
なかでも大山ブロッコリーは近年成長が著しい産品です。グラフのとおり、令和5年の県のブロッコリー収穫量は約30年前の平成7年と比べ4倍近くまで増えています。経営規模の大きさも特徴的で、令和2年の1経営体あたり作付面積を都道府県別に見ると、鳥取県は1.25ヘクタールで北海道に次ぐ全国第2位となっています(農林水産省「農林業センサス」)。
今後も県の農産品ブランドの躍進を期待したいところですね。
農林業については、5年に一度の大規模統計調査「農林業センサス」が来年2月1日現在で実施されます。ご協力をお願いします。
出典:農林水産省「作物統計調査」(令和5年は速報値)
本ページは、令和6年12月27日付「日本海新聞」掲載の同題コラム(鳥取県総務部統計課執筆)からの再録です。