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タイ王国及び他の東南アジア諸国の経済・産業動向、社会動向報告書

2024年11月

 

タイ企業インタビュー◆◇

 

 こんにちは。鳥取県東南アジアビューローの辻です。

 JETROの調査によると、タイにおける日本食レストラン店舗数は、調査を開始した2007年の745店舗から毎年増え続け、2023年には約8倍の5,751店舗までに増加し、タイ人の日本食へタイする好感度の高さを感じます。その日本食を支えているのが、日本食材を取り扱っている食品販売会社です。今回はタイで日本食材を販売しているFoods Classic Co., Ltd.のインタビューをお届けします。

 

Foods Classic 会社概要】

 

 弊社は2009年に設立された高品質の食材を世界中から輸入及び販売する会社です。設立当初は、タイ国内で日本や欧米向けの加工水産品の販売を主な業務としていましたが、顧客のニーズに応えるため、徐々に輸入商材に重点を置くようになりました。現在、当社には3つの支店があります。1つはバンコク、もう1つはチェンマイにあり、これらの支店ではFood & Supplyという店舗で店頭販売も行っています。2022年には新たに東北地方のコンケンに支店を開設し、タイ東北部の各県への商品を卸す拠点となっています。

 現在、従業員数は支店のスタッフを含めて約70名です。将来的にはタイ南部にも支店を増やす可能性がありますが、今のところは南部の顧客は少なく、同エリアからの注文はオンラインがほとんどです。

【取り扱い商品】

 シーフード、冷凍食品、加工食品、調味料、肉類、そしてデザートなどの商品を、主に飲食店向けて提供しています。輸入している食品の主な原産国は、50%が日本で残りの50%はタイを含め、ノルウェー、ベトナム、中国のものです。最も人気のある商品は生鮮食品、特にノルウェー産のサーモンとサバが人気です。加工食品では、加工されたウナギや調味料が人気です。

商品の詳細 : https://www.foodsclassic.com/

【主な取引先】

 主な顧客はタイ国内のレストラン、特に日本食レストランが多いです。また、モダントレードには日系スーパーであるフジスーパー、ドン・キホーテ、イオンとの取引があり、タイ資本のヴィラマーケット、ビッグCなどとも取引があります。タイ国内での販売の他に、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナムなど、隣国への輸出も開始しています。現在、当社には海外に支店はないため、各国の顧客から直接購入依頼を受けています。

【販売チャネル】

 弊社はバンコクにオフィスと商品保管用の倉庫を持っており、チェンマイとコンケンには販売店舗と物流センターがあります。販売チャネルは、主にオンラインに焦点を当てており、人気のある順にLINE広告、タイで人気の高いEコマースプラットフォームであるSHOPEEとLAZADAがあります。その他Facebookでは、商品の紹介や商品知識の共有、イベントのプロモーションを発信する場として活用しています。

 将来的にはバンコクにも販売店をオープンする計画です。今後は販売チャネルを増やし、さらには海外市場への輸出も拡大していくため、主に消費財を扱うオンラインプラットフォームとコンタクトを取っています。ただし、弊社は自社で商品を製造していないため、ある程度の制限があります。そのため、現在の輸出の方法として考えているのは、複数の製造業者から商品を集めて一緒に輸出する、または日本からの輸入が少ない国々へ輸出することです。

【マネージメントシステム関連のニーズ】

 現在弊社では、既存の社内システムと連携し、顧客の注文管理、請求書の発行まで一括で対応可能なシステムを求めています。また、顧客タイプや購入量によって販売価格が異なるので、そういった情報に基づいて販売価格を設定できるシステムも必要です。個々の商品やパック単位での注文もシステムで管理をすることで、ヒューマンエラーを減らしたいと考えています。

【ビジネス拡大のアプローチ】

私たちはタイ国内だけでなく世界に販売を拡大したいと考えています。またタイ国内においては、高齢者社会に移行しているため、高齢者向けの食品に対する需要は今後大きくなると考えています。そのため、高齢者向け、子供向けの食品の取り扱いには強い関心があります。タイでは子育てが重視されていますが、子供向けの食品はまだ少ないため、ここにビジネスチャンスがあると考えています。

【将来の日本のパートナーへ伝えたいこと】

 タイでは食品輸入にかかる法律や規則など頻繁に改正されているため、常に最新の情報を入手することが重要です。また、タイ市場に適した価格設定を行わないと、国内で広く展開していくのは難しいです。商品が市場に適しているかどうかを調査し、両国の食文化の違いやニーズに合わせて日本とパッケージやサイズを変更するなど、商品をローカライズする必要もあります。

 弊社でタイ市場にあった商品を選定するお手伝いをしますので、まずは商品サンプルと詳細情報を送ってもらい、弊社の主要な顧客層に適しているかどうかを検討いたしますので、お問い合わせなどあればお気軽にご連絡ください。   

 

【企業概要】

会社名:Foods Classic Co., Ltd.
会社HP:https://www.foodsclassic.com/langJP
事業内容:食品の輸入及び卸売
住所:3388/22 Sirinrat Building 7Th. Floor, Rama4 Rd, Klongton, Klongtoey, Bangkok
         10110 Thailand

鳥取県東南アジアビューロー Tottori-Southeast Asia Trade and Tourism Bureau

担当:辻 三朗 Saburo Tsuji

Address :1 VASU 1 Building, 12 FL., Room 1202/C, Soi Sukhumvit 25, Sukhumvit Rd.,

Klongtoey-Nua,Wattana,Bangkok 10110

Tel : +66-(0)-2-260-1057

Mobile : +66-(0)-86-358-7298

Mail : tottori@aapth.com

 

【鳥取県東南アジアビューローの運営法人(鳥取県より業務委託)】

■アジア・アライアンス・パートナー・ジャパン株式会社 http://www.aapjp.com/index.html

タイを中心に、ベトナム・インドネシア・インド・メキシコにて主に日系中堅・中小企業様の海外進出や進出後の会計税務法務を中心とした運営支援業務を行っております。

 

【免責事項】

■情報の掲載内容には万全を期しておりますが、その正確性、完全性、有用性、適用性についていかなる保証も行いません。また、その利用により生じた被害や損害に関して一切の責任を負いません。

 

 

 

県内企業の皆様への現地情報のご提供について

 タイ王国の最新の現地情報については、以下にお問合せください。

鳥取県東南アジアビューロー 担当:辻 三朗 (TSUJI SABURO)

TEL/FAX:+66-(0)2-260-1057+66-2-260-1057
E-mail:tottori@aapth.com

鳥取県商工労働部通商物流課 担当:細谷

TEL:0857-26-7660
FAX:0857-26-8117
E-mail:tsushou-butsuryu@pref.tottori.lg.jp

鳥取県東南アジアビューローの運営法人(鳥取県が業務委託)

アジア・アライアンス・パートナー・ジャパン株式会社

 タイを中心に、ベトナム・インドネシア・インド・メキシコにて主に日系中堅・中小企業様の海外進出や進出後の会計税務法務を中心とした運営支援業務を行っております。

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最後に本ページの担当課    鳥取県商工労働部通商物流課
    住所  〒680-8570
             鳥取県鳥取市東町1丁目220
    電話  0857-26-76600857-26-7660    
    ファクシミリ  0857-26-8117
    E-mail  tsushou-butsuryu@pref.tottori.lg.jp

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